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ヘパリン類似物質配合のスキンケア「カルテ HD」新作、美容液タイプのオールインワンが登場

2021年07月16日 10:02  Fashionsnap.com

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コーセーとマルホの合弁会社であるコーセーマルホファーマによるスキンケアブランド「カルテ HD」が、新商品を9月16日に発売する。美容液タイプのオールインワン「モイスチュア キー」と高保湿バーム「モイスチュア バーム」のほか、10月16日に「モイスチュア ハンドクリーム」が揃う。

 モイスチュア キーはヘパリン類似物質HDと肌あれを防ぐグリチルリチン酸ジカリウムといった有効成分に、セラミドや数種類のオイルを配合した。コーセーの技術を応用することで角層の奥深くまで潤いを届けるとともに、肌表面に膜を形成し潤いを守る。水分だけではなく乾燥肌に不足している油分も適度に補うことで、既存のオールインワン「モイスチュア
インストール」と比べて、ツヤ感とハリ感、保湿力を高めたアイテムに仕上げた。価格は2970円。
 モイスチュア バームにはヘパリン類似物質HDとグリチルリチン酸ジカリウムに加えて、密着と密封力に優れたワセリンやペースト油をシリーズ最大量で配合。水とワックス感触の成分がミルフィーユのような層を形成する「うるおいミルフィーユ構造(αゲル構造)」を採用し、ベタつきのない密着感を実現した。日中乾燥が気になった時などに手軽に塗ることができるチューブタイプとなっている。価格は1320円。
 モイスチュア ハンドクリームはヘパリン類似物質HDが手肌のバリア機能の鍵となる「うるおい構造(角層ラメラ)」を立て直し、潤いのある柔らかな手肌に導く。潤いキープヴェールが肌の表面をしなやかな保護膜で覆い、外部の刺激からも守る処方となっている。価格は990円(いずれも税込)。
 カルテHDは、医療用医薬品の処方薬である皮膚保湿剤「ヒルドイド(成分名:ヘパリン類似物質)」を手掛けるマルホの技術と、コーセーの化粧品での独自処方を融合した、手軽で高機能なスキンケアアイテムとして昨年9月に誕生した。当時の社会的背景として、「ヒルドイド」を美容目的で使用する人が増え医療費圧迫に繋がると危惧されており、ドラッグストアで購入できる医薬部外品に分類されるカルテ HDの登場は話題を集めた。コーセーの2021年3月期の時点で、予想の2倍の売り上げを達成するなど好調だったという。
 なお、デビュー当初は「カルテ ヒルドイド」として販売していたが、東京都から「消費者が医療用医薬品のヒルドイドと誤認する可能性がある」と指摘を受け、現在のカルテ HDに名称を変更した。