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ノリス、EURO 2020決勝後の乱闘騒ぎに巻き込まれ、強盗被害に「けがはないものの動揺」とマクラーレンF1

2021年07月13日 08:51  AUTOSPORT web

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ランド・ノリス(マクラーレン)
マクラーレンF1チームは、ロンドンのウェンブリー・スタジアムで行われたサッカーのEURO 2020決勝を観戦しに行ったランド・ノリスが、試合後に暴動が起こるなかで強盗に遭い、腕時計を奪われたことを発表した。

「マクラーレン・レーシングは、ランド・ノリスがウェンブリーでのEURO 2020決勝後に事件に巻き込まれたことを明らかにする。彼は身につけていた腕時計を奪われた」とチームの声明には記されている。

「幸いランドにはけがはなかったが、彼は当然のことながら動揺している。チームはランドをサポートしている。レースファンの皆さんは、今週末のイギリスGPで彼が活躍することを、我々とともに祈ってくれるものと信じている」

「現在警察がこの事件に対処しているため、チームからはこれ以上のコメントは発表できない」

 7月11日、イタリアとイングランドの試合に数千人のチケットを持たない者が酔って押しかけ、イタリアが勝利した後には観客同士の間で乱闘が起きるなどして、けが人も出たと報じられている。

『The Sun』によると、ノリスは試合観戦後、自家用車に乗り込む際に、暴徒に襲われ、腕時計を奪われたという。目撃者は、「ランドは押さえつけられ、他の人間から一瞬で腕時計をはぎ取られました。ランドはとても動揺しているようでした」と語っている。

 奪われたのはリシャール・ミルの40,000ポンド(約600万円)の腕時計だったと『The Sun』は伝えている。

 この日、ウェンブリーでは53人の逮捕者が出て、19人の警官が負傷したということだ。ボリス・ジョンソン首相のスポークスマンは「とても受け入れがたい光景だった。我々は暴力、反社会的行為、虐待を最も強い言葉で非難する」と述べている。