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大坂なおみ、メーガン妃からのメンタルヘルスのサポートに感謝を述べる

2021年07月10日 05:11  Techinsight Japan

Techinsight Japan

メーガン妃らが支持してくれたことに感謝を述べた大坂なおみ選手
5月に全仏オープンの棄権を表明した大坂なおみ選手(23)が、メーガン妃やミシェル・オバマ元大統領夫人、男子テニスのノバク・ジョコビッチ選手らからのサポートに感謝の気持ちを述べた。当時大坂選手は義務付けられた記者会見を拒否すると自身のSNSで発表、数日後には2018年からうつ病で悩んでいることを告白していた。大坂選手は現在、東京オリンピックに出場し日本のファンの前でプレーすることを楽しみにしているという。

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大坂なおみ選手は、米誌『TIME』が掲載した「大丈夫じゃなくても大丈夫(原題:It’s O.K. Not to Be O.K.)」と題した寄稿文の中で、自分の決断を支持してくれた多くの著名人に感謝の意を述べた。

「私のことをサポートしてくれた皆さんに感謝を伝えたい。多すぎて挙げきれないけど、まずは素晴らしい家族や友人から始めたいと思う。これらの人間関係に勝るものはないから。また応援と励ましや優しい言葉をかけてくれた世間の方々にも感謝したい。」

その後大坂選手は、メーガン妃、ミシェル・オバマ元大統領夫人、ノバク・ジョコビッチ選手、競泳で五輪史上最多の金メダルを獲得したマイケル・フェルプス、バスケットボール選手のステフィン・カリーなどの名を挙げ、全仏オープンからの棄権を発表して以来、自身を支持してくれたことに感謝を述べた。

文中では、マイケル・フェルプスに対して「私が声をあげることで、誰かの命を救ったのではないかと言ってくれた。もしそれが本当なら、全てが報われたということになる」と記している。


テニスの大ファンであるメーガン妃は、ウィンブルドンや全米オープンなどのイベントに参加する他、セリーナ・ウィリアムズ選手とは友人関係にある。

そんな大坂選手は、昨年12月にSpotifyで配信したメーガン妃とヘンリー王子夫妻の初のポッドキャスト『Archewell Audio』のエピソードにゲスト出演していた。これまで夫妻はメンタルヘルスについて語ることについての重要性を訴えており、最近では王室生活における精神的な健康状態についても明かしている。

ヘンリー王子とオプラ・ウィンフリーが制作したApple TV+の番組『The Me You Can’t See』で、王子は自身がメンタルヘルスの助けを求めるきっかけを作ってくれたのがメーガン妃であると語っていた。

さらに大坂選手は「数週間の充電期間を取り、愛する人達と過ごした結果、私は自らを省みるだけでなく、前を向くことができた」と綴り、オリンピック出場に向けてこのように伝えた。

「東京でプレーできることに、これ以上ないほど興奮している。オリンピック自体が特別なものだけど、日本のファンのみんなの前でプレーする機会を得られたことは夢のよう。みんなが誇りに思ってもらえるようなプレーをしたい。」

「私は人々が共感し、大丈夫でなくても大丈夫ということを理解してもらえることを願っている。そのことについて話して良いということも。助けてくれる人々がいるし、どんなトンネルでも最後には光が見えてくるから。」

画像2、3枚目は『TIME 2021年7月8日付Instagram「In an exclusive essay, @naomiosaka details why she puts her mental health first.」』『大坂なおみ 2021年7月2日付Instagram「I’m a mother, no drama.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)