アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーは、レッドブル・ファミリー以外のチームから関心が寄せられていることを認める一方で、自分の将来を決めるのはレッドブル首脳陣であり、今後話し合いを行うつもりであると語った。
ガスリーは、2017年にアルファタウリの前身トロロッソでF1デビューを果たし、2019年にレッドブルに昇格。しかし首脳陣が満足するパフォーマンスを示すことができず、その年のベルギーGPからトロロッソに戻された。
しかしその後、ガスリーは調子を上げ始め、2019年ブラジルGPでは2位を獲得、2020年イタリアGPでは初優勝を達成した。今年アゼルバイジャンでは3位でキャリア3度目の表彰台に上っている。
レッドブルのモータースポーツ・コンサルタント、ヘルムート・マルコは、今年の6月に、ガスリーとレッドブルとの契約はあと2年残っていると発言した。だが最近のインタビューでガスリーは、今後のプランはまだ何も決まっていないと語っている。
「正直言って、今はまだ何も分からない。レッドブル、特にヘルムートと話をすることになるだろう」とガスリーが述べたと、formula1.comが伝えた。
「ヘルムートが何を望んでいるのか、僕を戻したいのか、アルファタウリに残したいのか、他のチームに放出してもいいと思っているのか、僕には分からない」
ガスリーは、他のチームから関心が寄せられていると認めているが、今はアルファタウリでの今年の戦いに集中しているという。アルファタウリは現在コンストラクターズ選手権で5位。6位のアストンマーティンとの差はわずか4点だ。
トロロッソ/アルファタウリのこれまでのコンストラクターズ選手権最高位は6位だ。
「そうだね、(他チームが)関心を持ってくれている」とガスリーは認めた。
「僕は今、ベストを尽くし、自分の可能性を示し、アルファタウリでやれる限りのことをしようとしている。今僕たちはとてもいい仕事をしていると思う。今年チームがコンストラクターズ選手権において、F1に参戦して以来ベストの成績を残せることを、僕は心から願っているんだ」
「それが僕の個人的な目標だ。その後で、一番魅力的な選択肢は何なのかについて、今後に向けて考えていく。最終的にはレッドブルが決めることだが、今後どうするかについて彼らと話し合うつもりだ」