2021年F1オーストリアGP決勝で、アルピーヌのフェルナンド・アロンソは14番グリッドから10位を獲得した。アロンソは終盤、ジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)の後ろを走り、71周のレースの67周目にオーバーテイクを成功させて10番手に上がった。ラッセルはウイリアムズでの初入賞を目指していたが、11位に終わった。
■アルピーヌF1チーム
フェルナンド・アロンソ 決勝=10位
あの位置からのスタートでは、ポイント獲得は難しいと思っていたし、実際に容易ではなかった。ポイントを獲れてうれしいよ。この週末、チームはもっと良い成績で報われるべきだったと思うけど、何も得られないよりはましだ。
コース上ではジョージ(・ラッセル)との緊迫したバトルがあり、最終的にはこちらの方がタイヤの状態が良かったので、どうにかオーバーテイクを成功させることができた。
ポジティブな点としては、チームがクルマを改善してくれたので、週末の3日間を通じて、ずっといいフィーリングで走れた。クルマとタイヤの使い方への自信を深めて、次のシルバーストンでのレースに臨めそうだ。競争力は上がっているから、これからが楽しみだ。
(レース後に『Sky Sports F1』に対して、ラッセルを抜いて10番手に上がったことについて語り)ジョージのことを考えると少し悲しい気持ちになった。彼は素晴らしい週末を過ごしていたんだ。1ポイントがかかるあのポジションにいるのが彼でなければいいのに、と思った。
彼にはまたチャンスが訪れるだろう。いずれ表彰台や優勝を獲得するチャンスが来ることを願っているよ。