2021年F1オーストリアGP決勝で、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは3連勝、今季5勝目を飾った。
フェルスタッペンはポールポジションからスタート、ミディアムタイヤから32周目と60周目にハードに交換する2回ストップで走行した。71周すべてをリードし、ファステストラップも記録して優勝、F1キャリア初のグランドスラムを成し遂げた。
ドライバーズランキング首位を維持するフェルスタッペンは、2位ルイス・ハミルトン(メルセデス)との差を32点に拡大した。
■レッドブル・レーシング・ホンダ
マックス・フェルスタッペン 決勝=1位
ホームコースのレッドブルリンクで再び勝てて最高の気分だ。うまくいくと予想していたが、ここまでうまくいくとは思っていなかった。マシンはレールの上を走っているようにとても安定していて走りやすかったし、どちらのタイヤコンパウンドでもすごくペースが良かった。プッシュしながらタイヤのケアをすることができた。まさに理想的な状況で、1周1周、後ろとのギャップを広げることができたんだ。
誰もが先週末から学ぶことがあったと思うが、もちろん僕たちもそうで、セットアップを改善することでマシンの最適化をさらに進めた。うまく表現するのが難しいけれど、走っていてすごく楽しかった。最高の週末だったよ。これからもこんな風にやっていければいいね。
チームの全員が最高の形で報われた。ホンダを代表して田辺(豊治/F1テクニカルディレクター)さんが表彰台に上ったのもよかったね。
週末を通してファンの皆は最高だった。グランドスタンドがオレンジに染まっていたんだ。観客がサーキットに戻ってきて、F1を楽しんでいるのを見てうれしかった。
今後、苦労するレースもあるだろうし、シルバーストンではスプリントレースが新しく導入されるから、状況がどう変わるのか、興味深い。それでも今は、今日のレースが最初から最後までうまくいったことを喜びたい。こういうレースは頻繁にあるわけではないから、今は皆で楽しもう。
(記者会見で語り)チームの全員とホンダが努力してきた結果だ。この2週間、特に今回は、パッケージ全体が信じられないほど素晴らしかった。