2021年F1オーストリアGPの金曜、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンはフリー走行1=1番手/2=3番手、セルジオ・ペレスはフリー走行1=8番手/2=11番手だった。スクーデリア・アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーはフリー走行1=9番手/2=7番手、角田裕毅はフリー走行1=5番手/2=6番手という結果だった。
フェルスタッペンは、FP2自己ベストのラップは完璧なものではなかったと語り、ペレスはソフトタイヤで苦労したと述べているが、ふたりともロングランには好感触を持っている。
ガスリーは、前戦シュタイアーマルクGPでFP2はトラブルのため走れず、決勝では1周目にアクシデントに遭ってリタイアしたため、オーストリアの初日、失った走行距離を取り戻すために走りこみ、ロングランに力を入れた。角田は前戦苦労したロングランの改善に取り組み、ポジティブな感触を得たと述べている。
ホンダは「ホンダパワーユニット(PU/エンジン)勢全車が前戦からの好調を維持して初日を終えた」と一日を振り返った。
マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
フリー走行1=1番手(1分05秒143/37周)/2=3番手(1分04秒740/35周)
セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)
フリー走行1=8番手(1分05秒726/31周)/2=11番手(1分05秒516/39周)
ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
フリー走行1=9番手(1分05秒726/36周)/2=7番手(1分05秒379/38周)
角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)
フリー走行1=5番手(1分05秒474/35周)/2=6番手(1分05秒356/37周)
■ホンダF1テクニカルディレクター 田辺豊治
先週のシュタイアーマルクGPに続き、レッドブル・リンクで2週連続開催となるオーストリアGPの初日が終了しました。
これが今回の3連戦の最終戦となります。今日は、前戦で収集したデータを元に準備をして、さらに本日の走行の中で最適化を進めていきました。4台のマシンともに大きなトラブルなく、順調に初日のプログラムを消化できたと思います。
明日の予選、また日曜のレースでは、若干コンディションが変わる天気予報が出ており、雨の可能性もあるようです。天候の変化などにも備え、今日のデータを解析してセットアップを進めていきます。