7月1日、ベルギーのスパ・フランコルシャンで2021年7月29日~8月1日に開催されるトタルエナジーズ・スパ24時間に向け、公式ポスターとタイムテーブルが公開された。また、2021年は2年ぶりに観客を動員して開催されることがSROモータースポーツ・グループによって発表された。
インターコンチネンタルGTチャレンジ、GTワールドチャレンジ・ヨーロッパの一戦として開催されるトタルエナジーズ・スパ24時間は、ル・マン24時間同様毎年公式ポスターが制作される。2021年のポスターは、3年連続でフランスのイラストレーターであるギョーム・ロペスによって描かれた。ロペスはフランスの著名コミック『ミシェル・ヴァイヨン』に参加しており、今回のポスターもその色づかいとスピードの描写が描かれた。
ポスターはスパ・フランコルシャンを背景にGT3カーが争う様子が描かれているが、メインとなったのは、ハブオート・レーシングの50号車メルセデスAMG GT3。今回、レッドを主体として参戦するが、1971年にメルセデス300 SELがスパ24時間でクラス優勝と総合2位を獲得し、AMGブランドを広く知らしめた“レッドピッグ”をオマージュしている。
そんな2021年のスパ24時間だが、主催するSROモータースポーツ・グループは、地方自治体とスパ・フランコルシャンとの協議の結果、ファンが新型コロナウイルス対策のプロトコルに従い入場できることを明らかにした。チケットは来週から発売される予定で、詳細は今後明らかにされるという。
例年スパ24時間はル・マン24時間やニュルブルクリンク24時間ほどではないが、多くの観客動員がある。今季はひさびさに盛り上がりをみせる中でのレースとなりそうだ。