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すとぷり莉犬が語る、リスナーへの想い「辛い気持ちで押しつぶされそうな子の逃げ場になりたい」

2021年07月01日 09:01  リアルサウンド

リアルサウンド

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 歌やゲーム実況など、様々なジャンルで活動していた6人が集まったエンタメユニット・すとぷり。10代を中心に圧倒的な支持を集めるすとぷりのメンバーとしての活動はもちろん、歌手・声優としても活躍する莉犬が、2021年5月24日に公式ファンブック『莉犬めもりー』を発売した。一週間で5.6万部を売り上げるなど、改めて人気を見せつけた莉犬にリアルサウンドではメールインタビューを行った。


 メンバーの中でも初となるファンブック制作への思いや、これまでのキャリアを振り返ってもらった。どんな時でもリスナー(ファン)のことを第一に考えている莉犬の優しさに、ファンならずとも胸を打たれること間違いなしだ。(編集部)


ーーこのインタビューで莉犬さんを初めて知る方もいると思います。普段どんな活動をしているのか自己紹介をお願いします。


莉犬:主にYouTubeなどで、オリジナル曲や歌ってみたを投稿しています。他にも、アニメ風動画を作ったり、たまにゲームをしたり、生放送をしたり、声優の活動を行っていたり……色んなことをしています! そして、すとぷりというグループに所属しています。赤色担当のわんわんです!


ーー初めてのオフィシャルファンブック発売ですがいかがでしたか?


莉犬:初めての試みだったので緊張しました……! はなまる満点のファンブックになって嬉しいです! 


 ページをめくれば、思い出や想いが何度だってよみがえるようなファンブックにしたいと思って制作しました。


ーーメンバーからは感想を貰いましたか? 誰から、どんなコメントが届きましたか?


莉犬:なーくん(ななもり。)がめちゃくちゃよかったっていっぱい褒めてくれました!


ーーすでに読んでくださっているリスナーの方からはどんな反響がありましたか? 特に嬉しかった反応や、驚いたコメントは?


莉犬:Twitterとかでも「#莉犬めもりー」をつけてリスナーさんが感想を呟いてくれていて、リリースしてからしばらくは、一日中そのタグをながめていました!(笑)。特に、リスナーさんへのメッセージのところを喜んでくれてる子が多くて、想いが届いてよかったなぁとホクホクしています!!


ーー『莉犬めもりー』は莉犬さんの全てが詰まった本になりました。“莉犬”として活動を始めて5年、改めてよかったと感じること、活動をとおして得たこと・学んだことはありますか。


莉犬:活動を始めてよかったことは、幸せにしたい子……リスナーさんのことなんですけどね(笑)……そういう子が出来たことです! そして、思い出を積み重ねるほどに、すとぷりに入れてよかったなと実感するんです。1人では絶対にここまで来れなかったし、そもそも活動を続けていなかったと思います! 仲間とリスナーさんの大切さを学びましたね!(笑)。


ーーでは、5年の活動の中で思い出に残っている出来事を一つ挙げるとしたら?


莉犬:グループで行った2019年の西武ドームでのライブが一番心に残っています! 最高のライブでしたし、自分たちのリスナーさんがこの子達で本当によかったと、心の底から思いました。次に会う日が楽しみです!


ーーまだ莉犬さんのことを知らない人達にソロ曲の中から一曲おすすめしてください。


莉犬:「Since 1998.」です! この曲は自分で作詞をしたのですが、自分の人生やこれまでの想いをつめた曲なので、「”生きる”ってなんだろう」って考えたことがある人には、聴いて欲しい1曲です!


ーー莉犬さんの活動には一貫して「元気を与える人になりたい」という強い思いがあるように思います。そう考えるようになった一番のきっかけを教えてください。


莉犬:学生の頃、学校のことや家庭のことで元気がなかった時に、インターネットでいろんな動画を見たり歌を聴いたりしていて……。些細なことかもしれないけれど、そんな時間が、心を守ってくれていたんだと思うんです。その時の自分と同じように悩んでる子って、インターネットには沢山いるだろうなぁと思ったのが、きっかけだったりします! 辛い気持ちで押しつぶされそうな子の逃げ場になりたいですし、一歩踏み出す勇気をあげられるなら1番嬉しいです!


ーー『莉犬めもりー』内プロフィールの「質問コーナー」では、座右の銘“唯我独尊“がたくさん答えになっています。いつ知って自分にぴったりだと感じましたか?


莉犬:正直……、ノリで答えただけなんですが……、今日から座右の銘は唯我独尊でいこうと思います!(笑)。


ーー同じく「質問コーナー」で好きな漫画は『ONE PIECE』と答えてましたね。自分をキャラクターに例えるとすると誰ですか? その理由もお願いします。


莉犬:自分を例えるなら……ゾロですかね……。いつでもかっこいいんで.……。嘘です……。ごめんなさい……。


ーー莉犬さん、ころんさんと信号機組の一人であり、すとぷり結成前からのお知り合いでもあるメンバーのるぅとさん。本の中で「るぅとくんはコミュ障で仲良くなれないと思ってた」と書かれていますが、具体的に距離が縮まったきっかけのエピソードがあれば教えてください。


莉犬:きっかけとかはなくて、毎日一緒に過ごすうちに気付けば隣にいた気がします。同い年だったので居心地がよかったのかもしれません(笑)!


ーーメンバーはそれぞれ莉犬さんにとってどんな存在ですか?


なーくん→ 安心安全ななもりママ
ころちゃん→ お気に入りのペット
さとみくん→ 年がちょっと離れた幼なじみ
ジェルくん→ ジェル
るぅとくん→ 背中を預けるのはおまえだ


ーー2017年の「報告」は莉犬さんの活動の中でもとても大きな出来事、決断だったかと思います。本の最後でも改めてふれていますが、様々な理由で悩みや辛さを抱える人達に向けてメッセージをいただけますか。


莉犬:人生には色々な障害があって、どうしようもないことなんて星の数ほどある。 世界はみんなが思うより残酷だから、自分らしく生きられるような優しい世界じゃないよね。でも、そんな世界だからこそ、君が自分らしさを貫ける世界であって欲しいので これからも活動を続けようと思います。 逃げない 負けない 泣かない 泣かさない! 頑張るぞ!!!!!


ーー活動での今後の夢や目標は?


莉犬:リスナーさんに喜んでもらえることを一番に考えて、これからも前に進んでいきたいです! そしてもっともっと大きな舞台に連れていったその先で、「莉犬くんを応援しててよかった」と言って貰えるような活動者でいられるよう、これからも頑張り続けます!


ーー最後にライブが思うようにできず、なかなか会うことができないリスナーのみなさんに一言お願いします。


莉犬:迎えに行くね……!


■書誌情報
『莉犬めもりー』(STPR BOOKS)
著者:莉犬×ななもり。 
出版社:STPR BOOKS
定価:2,200円(税込)