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フェラーリ特別記念車『F8トリビュート ALLEGGERITA CARBONIO 35.6』を発表。テーマは“広島”

2021年06月30日 14:31  AUTOSPORT web

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フェラーリテーラーメイド特別車、F8トリビュート『ALLEGGERITA CARBONIO 35.6』を発表。テーマは“広島”
フェラーリ・ジャパンは2021年6月29日、中国四国エリア唯一のフェラーリ正規ディーラー『M-Auto Italia』の20周年記念特別テーラーメイドモデル『フェラーリF8トリビュート ALLEGGERITA CARBONIO 35.6』を発表した。

 今回の特別モデルは2台のみが製作された限定車。デザインはM-Auto ItaliaがフェラーリS.p.Aに依頼し、フェラーリのデザイン最高責任者であるフラビオ・マンゾーニ氏が率いるプロジェクトチームが手がけている。
  
 マンゾーニ氏はこのプロジェクトにおいて、M-Auto Italiaが本拠する広島の歴史や伝統、地域性に着目。これらの要素を3つのデザインテーマ『瀬戸内海の青』『シトラスイエロー』『毛利元就』に集約し、ユニークな異なるふたつのエクステリアカラーで、この特別モデルを表現している。

 1台目のボディカラーは白を基調にブルーパールを散りばめた『Bianco Hiroshima』で、瀬戸内の水面に降り注ぐ太陽光の煌めきを表現。2台目は、鍛造された鏃(やじり)を想起させるマットグレーの『Grigio Hiroshima』だ。この2台の特別モデルでは、インテリアカラーはどちらもシトラスイエローがセレクトされている。
 
 また、両モデルとも安芸(現在の広島県)の名将、毛利元就が遺した三子教訓状に由来する伝説『3本の矢』をイメージした特別なリバリーがサイドに施された。

 2台だけのこの記念モデルのネーミングは、可能な限りのカーボンパーツを随所に施し、スタンダードモデルより35.6kgの軽量化に成功したことに由来。デディケーションプレートとキッキングプレートには、イタリア語で35.6kg軽量を意味する『ALLEGGERITA CARBONIO 35.6』のロゴが刻印された。また、エンジンルームには、マンゾーニ氏の直筆のサインが記されている。