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W杯決勝のナイキ対決から一転、ユーロ2020はユニフォームサプライヤー対決で苦汁をなめる結果に

2021年06月30日 10:52  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

UEFAの公式サイトより
現在開催されているヨーロッパ各国の代表チームによって争われるサッカー大会「ユーロ 2020(UEFA EURO 2020)」で、「ナイキ(NIKE)」がユニフォームサプライヤーを務める多くのチームが決勝トーナメント一回戦で姿を消した。グループリーグも合わせると参加24ヶ国のうち最多となる9チームがナイキのユニフォームを着用していたが、ベスト8に進出したのはイングランドの1チームのみ。2018年にロシアで開催されたワールドカップ(W杯)決勝フランス対クロアチアのナイキ対決から一転し、ナイキにとって厳しい大会となっている。

 ユーロ2020の決勝トーナメントでは、全16チームのうちポルトガル、フランス、クロアチア、オランダ、イングランドの強豪5チームがナイキのユニフォームを着用。その他は「アディダス(adidas)」がベルギー、スペイン、スウェーデン、ドイツ、ウェールズの5チーム、「プーマ(PUMA)」がイタリア、オーストリア、スイス、チェコの4チーム、「ホマ(Joma)」がウクライナの1チーム、「ヒュンメル(hummel)」がデンマークの1チームのサプライヤーを担当している。
 ワールドカップ王者のフランスがスイスにPK戦で敗退し、オランダはチェコに敗れるなど下馬評を覆す結果が目立つ今大会。唯一ナイキ着用チームで決勝トーナメント二回戦に進出したイングランドは、優勝候補とも言われていたドイツに勝利した。決勝トーナメント二回戦の対戦カードはベルギー(アディダス)対イタリア(プーマ)、スイス(プーマ)対スペイン(アディダス)、ウクライナ(ホマ)対イングランド(ナイキ)、チェコ(プーマ)対デンマーク(ヒュンメル)となっており、アディダス対プーマを中心としたサプライヤー対決にも注目が集まる。