「一度入社した会社には長く勤めていきたい」と思っている人も多いが、キャリコネニュースには、あまりの職場待遇に「すぐに辞めてしまった」という声も多く寄せられている。
愛知県の40代男性(年収400万円)は、営業職として入社したが「入ってみると、業界内で廃業の噂が流れているような会社だった」と過去を振り返る。(文:中島雄太)
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「社長と事務員が肉体関係を持ち、おかしな手当を受け取っていた」
会社が悪い方向に進みだしたのは、男性が入社直後にベテラン営業マンが2人退職した時だった。男性は当時の状況について、「顧客はその営業マンについて同業他社へ流れてしまい、仕入れ先は預かりになっていた在庫を買い取らせて押し付けてくる始末」と語り、会社は混乱の渦中に飲み込まれていく。
「社長は言うことだけは調子がいいが、方針が定まらずに二転三転してばかりで腰が座らず、顧客から嫌われて、次から次へと仕事を切られてしまう」
会社の危機はこれだけでは終わらなかった。なんと事務員と社長が肉体関係にあり、給料を上げたり、住宅手当扱いで高級マンションの家賃が払われたりしていたのだ。その後男性は、「この会社はダメだ」と感じ、3ヶ月で退職。
その後、退職したベテラン社員と意気投合し、男性のもとには客先で失態を演じて仕事を切られる社長の情報が大量に流れてきている。「そのまま辞めずに過ごして共倒れすることにならなくて、本当に良かった」と続けた。
「休憩も満足に取れず、体が休まらない」
大阪府の40代女性は、歯科医院での出来事についてコメントを寄せた。「職安の求人募集内容には、歯科医院の受付となっていたが、実際に就いてみると歯科助手業務が大半でした」と語る。女性は未経験だったが、説明はたったの15分しかなく、「仕事のやり方を説明された後、すぐ患者の対応でした。2日目にはもう即戦力として扱われました」と過去を振り返る。
「少しでもモタモタしていると、院長はじめ周りのスタッフから嫌味を言われる始末でした」
さらには9時から19時半までの勤務だったが、休憩は40分取れれば良い方で、「コロナで密を避けるために休憩室が使えず、各々が診察台を机代わりにして食べていました。ほんのひとときも休めぬ状況が続きました」と過去を振り返る。
人員不足のため、有休申請も却下される環境だった。結果的に女性は1週間で職場をあとにした。
「早く見切りをつけて良かったです。院長が女性だからと言って、女性に優しいとか、子育てに配慮された職場ではない事がわかりました」
女性は長期間働くという希望があったため就職を決意したが、「失敗だった」と嘆いた。
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