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F1第8戦シュタイアーマルクGP決勝トップ10ドライバーコメント(1)

2021年06月28日 21:11  AUTOSPORT web

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2021年F1第8戦シュタイアーマルクGP 角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)
2021年F1第8戦シュタイアーマルクGPの決勝レースで6位~10位に入賞したドライバーたちが日曜日を振り返った。6位~10位のドライバーはカルロス・サインツJr.(フェラーリ)、シャルル・ルクレール(フェラーリ)、ランス・ストロール(アストンマーティン)、フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)、角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)だ。

■スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ
角田裕毅 決勝=10位
 先週からいい進歩を果たせましたし、ポイントを獲得することができてうれしいです。ここ数週間にわたって多くの作業に取り組んでくれたチームに感謝していますし、トップ10でフィニッシュできたことはとてもいいことだと思います。

 今日はポテンシャル的には8~9位でフィニッシュできるチャンスがあったと思うので、しっかりと分析して来週に向けて取り組んでいく必要があります。ここまでのレースで最もコンスタントに戦えた週末だと思うので、全体としてはハッピーだと感じています。

 ピエール(・ガスリー)のレースはとても残念でしたが(注:アクシデントにより1周目にリタイア)、マシンのペースがいいことは分かったので、来週一緒に全力を尽くしたいと思います。週明けにアルファタウリとレッドブルが面白いアクティビティーを計画しているようですし、来週のオーストリア2戦目に向けた準備も始めていきます。

(自身のSNSを通してコメントし)10位ポイントで終えることができました! アプローチを色々変えてチームの支えもあり実りのある週末でした。来週に備えてまず休んで準備していきたと思います!

■アルピーヌF1チーム
フェルナンド・アロンソ 決勝=9位
 いずれにしても9位より上には手が届かなかったと思う。だが、多少なりともポイントを持ち帰れたのは、チームにとって良いことだ。

 スタートはうまく決まって、1周目には周囲の2、3台とポジションを争った。そして最初のピットストップのあと、8番手のランス・ストロールの直後につけて、最後まで彼と戦うことになった。フレッシュなタイヤを履いたフェラーリ勢は、こちらと比べると圧倒的に速くて抵抗できなかった。

 また来週末もここでレースをするので、あらゆることを分析して、次の週末に向けたクルマの最適化に努めたい。

■アストンマーティン・コグニザント・フォーミュランワン・チーム
ランス・ストロール 決勝=8位
 レース全体を通じて、ポイント圏内で戦うことができた。1周目からフィニッシュまで、ずっとバトルしているというのはエキサイティングだったよ。

 いいスタートを切って、最初はフェルナンド(・アロンソ)、シャルル(・ルクレール)、ピエール(・ガスリー)と同じ集団の中にいた。そして、前方でちょっとした接触が起きたおかげで、いくつか順位を稼ぐことができ、さらにフェルナンドを抜いて6位まで上がった。でも、彼を引き離すことはできず、最後まで全力でプッシュし続けなければならなかったんだ。

 レース全体が楽しいバトルだった。カルロス(・サインツJr)とシャルルも抑えようと試みたけど、終盤の彼らはとてもペースが速くて、タイヤのアドバンテージもあった。そう考えると8位は良い結果だったし、金曜の最初の周からポジティブな週末を過ごせたことに満足してもいいと思う。

 来週末もまたここでレースをするので、さらにいい戦いができるように、今日のレースを振り返ってゲインできる部分を探したい。

■スクーデリア・フェラーリ
シャルル・ルクレール 決勝=7位
 複雑な気分だよ。1周目のインシデントでいきなり遅れを取ることになった。もっといい結果をつかめた可能性があったのに、そのチャンスを失ったんだ。一方で、2周目以降に関しては、僕のF1キャリアのなかでベストレースのひとつと言っていいと思う。マシンの感触が最高で、ペースも良かった。順位を上げていくためにすべてのチャンスをつかんだ。

 マシンから最大限のパフォーマンスを引き出したよ。僕たちが外部の人たちからは見えないところでどれだけ多くの作業に取り組んできたかが分かると思う。チームは素晴らしい仕事をしてくれた。特に先週は頑張ったよ。

 この前進をもたらしたものは何なのかを正確に理解するためにデータを詳しくチェックして、来週もこのパフォーマンスを再現したい。

■スクーデリア・フェラーリ
カルロス・サインツ 決勝=6位
 とてもいいレースをしたと思う。チームにとっていい結果を出せたよね。最初から最後までずっとペースが良かった。
 ファーストスティントをとても長くとって、前に誰もいなくなった時間帯を最大限に活用して、中団のほぼ全員をオーバーカットすることができた。

 ピットストップはとてもうまくいって、おかげで5番手を狙うチャンスが出てきた。ハードタイヤでのペースがとてもよかったんだ。残念ながら、(ルイス・)ハミルトンからラップされた後、また前に出るのにかなりの周回を使ってしまった。彼の後ろを走っている時に、フロントタイヤを傷める結果になった。その後、前が空いた時には、(ランド・)ノリスに追いつけるだけの時間が残されていなかった。

 明日からオーストリアでの2戦目に向けて作業を始める。改善できるチャンスはあるから、またいい結果を出すために全力を尽くす。