2021年F1第8戦シュタイアーマルクGPの決勝レースで優勝~5位のドライバーが日曜日を振り返った。優勝~5位のドライバーはマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)、ルイス・ハミルトン(メルセデス)、バルテリ・ボッタス(メルセデス)、セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)、ランド・ノリス(マクラーレン)だ。
■マクラーレンF1チーム
ランド・ノリス 決勝=5位
いいレースだった。まったくもって順当で、僕自身にもこれといった出来事はなかった。まあ、それもまた良いことだ。後続から激しいプレッシャーをかけられることもなく、前方のクルマはずっと遠くにいた。ある意味、予想どおりだったよ。満足していいと思う。
いずれにせよ、僕らにとって5位はとても良い結果だ。来週もまたここで同じような成績をあげたいと思っている。
■レッドブル・レーシング・ホンダ
セルジオ・ペレス 決勝=4位
今日のレースはうまくいかず、ダブル表彰台を達成できなくて残念だ。あと1周あれば達成できただろう。あと1周だった。
今日のレースではソフトタイヤが予想していたほど良くなくて、ファーストスティントの終盤に苦しんだ。ピットストップに時間がかかったこともレースに影響した。あれによってボッタスに前に出られてしまったんだ。
チームは何か違うことをしようと、2回ストップを試したけれど、トラフィックに引っかかってしまった。でも時にはこういうことはあるものだし、あの時は何か試してみる必要があった。
マックスが優勝して、今日もチームにとっていい一日になったのでうれしい。彼は素晴らしい仕事をしたし、僕たちのパッケージは強力だった。
次の週末で一緒に表彰台に立つことを目指して、また頑張るよ。
■メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム
バルテリ・ボッタス 決勝=3位
グリッドを考えれば、このレースから最大限の結果を引き出せたと思う。5番手スタートで3位というのは悪くない結果だ。終盤、タイヤは全く残っていなかった。今日は、オーストリアでF1のレースをしているのではなく、ラップランドでラリーをしているみたいな気分だったよ!
現状、レッドブルは僕たちより1周0.2秒速いようだ。これは大きな差だよね。今日はなんとか彼らの1台には勝つことができたのでよかった。でも優勝争いをするには、マシンを改善しなければならない。今は彼らの方が上にいると受け入れて、それによってモチベーションを高めていく必要がある。
ペナルティは別にして、僕にとって、とてもスムーズな週末だった。予選2番手で表彰台獲得という結果はポジティブだし、来週のレースが楽しみだ。
(会見で語り)少なくともペレスの前に出ることができてよかった。それが大きな目標だったんだ。レッドブルからポイントを奪うことがね。それを達成できてよかった。
■メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム
ルイス・ハミルトン 決勝=2位
今日のレースではほとんど単独で走行していた。レッドブルについていこうと頑張ったけれど、彼らは速くてそれができなかった。彼らはこの数戦で大きく進歩した。
自分たちが常に遅れている部分はどこなのか、はっきりとは分からない。でも、ロングランは彼らの方が少し速いみたいだし、ストレートでは僕らはかなり遅れていると感じる。
これは大きな挑戦だ。パッケージを改善し、パフォーマンスを向上させるために何ができるのかを探る必要がある。でも2位と3位というのはとてもいい結果だ。チームで大量にポイントを稼いだし、これからも努力し続けていく。
(会見で語り)レッドブルのアドバンテージは(1周)0.25秒ぐらいだと予想したが、少なくとも0.3秒か0.4秒あったと思う。素晴らしいスピードだ。僕にはどうすることもできなかった。
僕たちはアップグレードを全く持ち込んでいない。でも彼らはアップグレードを行っている。エンジンやパッケージの他の部分をアップグレードし、それによって前進しているんだ。
何らかのアップグレードが必要だ。どこかからパフォーマンスを見つける必要がある。
(すでに来季型にシフトしているという代表のコメントについて聞かれ)チームの論理やプロセスに疑問を呈するつもりはない。アップグレードが入ればすごくうれしいけれど、今のところその予定はないようだ。
まだたくさんレースは残っているし、これからも努力し続ける。本気で取り組めば、改善することができるはずだ。ただ、これからマシンの開発や改善を行わないのであれば、こういう結果になるだろう。
■レッドブル・レーシング・ホンダ
マックス・フェルスタッペン 決勝=1位
ここで勝てたことはものすごくうれしい。チームのホームであるレッドブルリンクでの勝利は特別だ。
とても楽しいレースだった。マシンが好調だったので、このコースを楽しんで走ることができた。
自分自身のレースに集中して走った。理想的な形でエイペックスを攻めること、タイヤをケアすることに集中した結果、うまくいった。日曜に自分たちの競争力がそれぐらいのレベルか、ライバルとの差はどのくらいかは、予想することができない。正直言って、今日のような展開になるとは全く思っていなかった。今週末はずっと(レッドブルとメルセデスの)2チームのロングランペースはほとんど同じだったからね。
とてもポジティブな週末だった。でも、来週も全く同じことが起きるとは思っていない。ライバルたちもこのレースから学習するだろうから、トップの位置を維持するために、僕たちはさらに向上し続ける必要がある。
チーム全員の努力で、また素晴らしい勝利を獲得することができた。ここに来ているスタッフ、ファクトリーで働くスタッフに心から感謝している。