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コロナで夏のボーナス全カットになった人の声「車のローンが厳しいです」「エアコンを買いたかったけど……」

2021年06月28日 17:10  キャリコネニュース

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夏のボーナスについてキャリコネニュース読者にアンケートを取ると、昨年と比較して減少したという人がかなり多い。まだまだコロナの影響は続いていることがわかる。

神奈川県の50代男性(年収450万円)は「昨年は50万円だったのに今年は40万円」だった。「コロナのせいで仕事が減った。住宅ローンの繰り越し返済をしていたが今年は厳しい」と悲痛な思いを語った。

今回は、夏のボーナスがコロナの影響を受けた人の回答を紹介する。(文:林加奈)

「25%カット。会社の業績が下がっているので、仕方ない」

埼玉県の40代男性(営業/年収750万円)は「昨年夏は120万円、今年は115万円ほど」だったという。昨年はコロナの影響で業績が良かったが、「今年は少し落ち着いてしまった」と語っている。

都内に住む40代女性(専門職/年収400万円)は「25%カットの予定で20万円」になったが、不満は特にない。その理由は

「コロナの影響で会社の業績が下がっているので、仕方ない。コロナ期間中は休業で勤務していなくてもお給料が満額出ているなどの月が多かったので、プラスマイナスで考えるとそう不満はないです。夫のボーナスは影響がなく100万円ちょっとで、家計的な打撃がないのでそう思うのかもしれません」

と、納得している様子だ。

「エアコンを買いたかったけれど無理そう。副業するか、40度の部屋で扇風機で頑張るか」

ボーナスが全額カットされた人からの声も目立つ。

「コロナが影響している。売り上げも低迷している。車のローンが厳しい。地方は車がないと仕事も行けないため、正直かなりしんどい」(愛知県/30代女性/事務・管理/年収200万円)
「理由はおそらくコロナ。エアコンを買いたかったけれど、無理そう。エアコンを買うために副業で稼ぐか、40度に達する部屋で扇風機で頑張るか試練の時です」(埼玉県/30代男性/事務・管理/年収300万円)

ボーナス払いに頼っている人や、家電の購入を検討していたにとって全額カットはかなりの痛手だ。

また、「コロナの影響で大打撃を受けている業種」で働いているという大阪府の40代女性(サービス・販売/年収400万円)は、去年の夏も今年の夏もボーナスはゼロだったという。その理由と不満をこう語っている。

「コロナの影響で会社存続を優先させるため、だそうで……。毎日社員には定時でタイムカードを打刻するように指示し、終電までサービス残業で働かせて、無給の労働力で頑張って!という会社。『有事だから仕方がない』にも限度があります。独身、子無し、実家暮らしなので困ることはないですが、貯蓄のペースが一気に減りました」

昨年に引き続きコロナの影響があるのは仕方ない。しかし、サービス残業させてボーナス全額カットとなると、従業員が我慢の限界を超える日が来るのではないだろうか。

※キャリコネニュースでは引き続き夏のボーナスに関するアンケートを実施しています。その他のアンケートはこちらから。