2021年F1シュタイアーマルクGPの土曜予選で、メルセデスのルイス・ハミルトンは3番手を獲得した。2番手のバルテリ・ボッタス(メルセデス)が3グリッド降格ペナルティを受けるため、ハミルトンは2番グリッドからミディアムタイヤでスタートする。
■メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム
ルイス・ハミルトン
FP3 1番手(1分04秒369/19周)
予選 3番手(Q1=6番手1分04秒672:Q2=6番手1分04秒512:Q3=3番手1分04秒067)
(会見で語り)FP3でいいラップを走ったので、「Q3でこういうラップを走らないとな」と思っていた。でもそれが全くできなかった。
今回はとてもいい週末を過ごしてきた。マックス(・フェルスタッペン)ほど速くはなかったが、グランプリ前に大量の作業に取り組み、金曜日にはマシンの感触がとてもよかったんだ。10ミリ秒ほどの効果のある変更を少しずつ積み重ねていった。でも予選に入ったら、マシンの感触がFP3ほど良くなくなっていた。原因ははっきりとは分からない。
(Q3最後のアタックラップの前に、何台かのマシンを抜いたことはマイナスに働いたのではという質問に答えて)今思えば間違いなくそうだね。皆がすごくゆっくり走るのではないかと心配したんだ。そうするとタイヤの温度を上げられなくなってしまうからね。
でも汚れたラインを通ったことで、タイヤが汚れてしまい、最終コーナーをうまく立ち上がることができなかった。ターン1までに0.1秒、ターン3までに0.2秒遅れてしまったんだ。そうなると(ポールの)望みはない。その後、失ったタイムを何とか取り戻そうと攻めていったが、うまくいかなかった。