2021年F1シュタイアーマルクGPの土曜予選で、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは今季3回目のポールポジションを獲得した。決勝はミディアムタイヤでスタートする。
■レッドブル・レーシング・ホンダ
マックス・フェルスタッペン 予選=1番手
FP3 2番手(1分04秒573/16周)
予選 1番手(Q1=1番手1分04秒489:Q2=4番手1分04秒433:Q3=1番手1分03秒841)
レッドブルがホームコースでの初ポールを獲得できたので、もちろん素晴らしい結果だよ。すごくうれしい。
今年は予選で大きく進歩した。このマシンは競争力が高く、とてもセットアップしやすい。予選に向けてさらにいい変更を施すことができた。
Q3最初のラップはとても感触が良かった。このコースはコーナー数が多くはないが、ラップをうまくまとめるのがとても難しい。ターン3とターン4へのブレーキングで少しでもミスをすると、簡単にコンマ1秒を失ってしまうんだ。
F1で走り始めたころから、ここは得意とするサーキットのひとつだった。さまざまなサーキットを見ても、ドライビングによって差をつけられるようなコーナーは多くはない。コーナーへのアプローチが単純なサーキットもあるけれど、ここはいくつか選択肢があるのでそれが楽しいんだ。
明日もまたかなりの接戦になると予想している。メルセデスのマシンは決勝で強いと分かっているし、彼らはタイヤの使い方がうまいから、タイトな戦いになるだろう。誰もがそういうレースを見たがっている。ファンにとってもいいことだよ。
(会見で、Q3ベストタイムを最初のランですぐに出したことについて聞かれ)エンジニアが(Q3に向けて)僕を奮いたたせたんだ。彼は(Q2で)僕が狙いどおりのラップを走らなかったことに腹を立てていた。僕がピットに戻ると、彼は無線で「ターン1で渋滞に引っかかったのは分かっている。でもタイヤの感触を確認するためにあのラップではプッシュするべきだった」と言ったんだ。僕は黙っていたけれど、心のなかで、Q3最初のランでプッシュしてやろうと奮起していたんだ。