2021年F1シュタイアーマルクGPの金曜、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンはフリー走行1=1番手/2=1番手、セルジオ・ペレスはフリー走行1=13番手/2=9番手だった。スクーデリア・アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーはフリー走行1=2番手/2=ノータイム、角田裕毅はフリー走行1=5番手/2=15番手という結果だった。
ホンダのパワーユニット(PU/エンジン)搭載車がFP1、FP2でトップタイムをマーク、FP1ではトップ2を独占した。
ガスリーは、パワーユニットの問題でFP2で走ることができなかった。ホンダは、「FP1終了後に、ガスリーのパワーユニットのデータに異常が見られたため、詳細な調査を行うことを決断しました。これにより、残念ながらガスリーはFP2には出走しませんでした」と述べている。
マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
フリー走行1=1番手(1分05秒910/34周)/2=1番手(1分05秒412/37周)
セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)
フリー走行1=13番手(1分06秒696/33周)/2=9番手(1分06秒089/36周)
ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
フリー走行1=2番手(1分06秒166/33周)/2=ノータイム(-/-周)
角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)
フリー走行1=5番手(1分06秒397/36周)/2=15番手(1分06秒451/39周)
■ホンダF1テクニカルディレクター 田辺豊治
今日のシュタイアーマルクGP初日は、2つのチームともにそれぞれいいスタートが切れたと思います。ただ、P1でスクーデリア・アルファタウリ・ホンダのガスリー選手のPUのデータに異常が見られ、詳細に状態の確認を行うために、午後のP2に出走できませんでした。ガスリー選手はP1では2番手タイムを記録しており、P2でさらなるファインチューニングを進める予定だっただけに、ガスリー選手およびチームに大変申し訳なく、残念に思っています。チームとともに、明日のP3での挽回を図り、予選・レースに向けて準備を進めていきます。
今日のFP2開始前にも少し雨がぱらつきましたが、明日、明後日も同様に不安定な天候の予報が出ています。どのような状況にも素早く適応していいパフォーマンスを出せるよう、さまざまな想定をした上で明日以降のセッションに臨みます。