レッドブル・レーシングは、ヘッド・オブ・エアロダイナミクスのダン・ファローズが離脱し、アストンマーティンに移籍することを発表した。ファローズは同チームでテクニカルディレクターを務める。
ファローズは、2006年に空力部門のリーダーとしてレッドブルに加入、2014年にはヘッド・オブ・エアロダイナミクスに昇進、15年にわたりチームに貢献した。
クリスチャン・ホーナー代表は、6月25日の発表において、「彼はレッドブル・レーシングにおいて重要な役割を果たしてきたので、彼が去ることは残念だ。チームの成功への貢献に感謝したい」とコメントしている。
「しかしながら、F1チームのテクニカルディレクターの役割を担うというチャンスは、彼のキャリアにおいて魅力的な次なるステップであることは理解できる」
「この動きによってチーム内部で前進を図る機会が生まれるため、将来に目を向け、より幅広い視野でチーム内の豊富な才能ある人材を活用していく」
ファローズは現契約期間が終了するまでレッドブルにとどまるということだ。
アストンマーティンは17日、アルファロメオでチーフデザイナーを務めたルカ・フルバットをチームの新エンジニアリングディレクターとして迎え、テクニカルディレクターのアンドリュー・グリーンがチーフテクニカルオフィサーに就任することを発表。24日には、技術部門の再編成について明らかにし、グリーンの下に、パフォーマンスディレクター(トム・マカルー)、エンジニアリングディレクター(ルカ・フルバット)、テクニカルディレクターを置き、テクニカルディレクターについては後日公表するとの声明を発表していた。