アラムコ・レーシング・チームVR46、MotoGPクラス参戦決定 6月24日、バレンティーノ・ロッシが率いるVR46は、ロードレース世界選手権MotoGPクラスに参戦するプロジェクトを発表した。2022年からMotoGPクラスにドゥカティのマシンで2台参戦する。
2013年にイタリアのヤングタレントをサポートするためにVR46ライダーズアカデミーのプロジェクトを立ち上げたVR46。2014年からはMoto3ジュニア世界選手権とMoto3クラスに参戦するチームを結成し、2017年からはMoto2クラスにも参戦している。
そして、今季からはアビンティア・レーシングとのコラボを結成してMotoGPクラスへのプロジェクトを開始。スカイ・VR46・アビンティアのチーム名でルカ・マリーニの1台をサポートしている。
そんなVR46は今回、MotoGPを統括するドルナスポーツとの間で2022年から5年間、最高峰クラス参戦に関して合意。さらに、ドゥカティ・コルセとの間で2022年から3年間の契約に関して合意したことを発表しており、ドゥカティのサテライトチームで単独チームとしてMotoGPクラスに参戦する。
また、サウジアラビア政府が管轄し、経済、健康、教育、インフラストラクチャ、レクリエーション、観光などの公共サービス部門を開発する『サイジビジョン2030』に関連し、サウジアラビアの国有石油会社『ARAMCO(アラコム)』との合併事業を展開するタナル・エンターテインメント・スポーツ&メディアとのパートナーシップを締結している。チーム名はAramco Racing Team VR46(アラムコ・レーシング・チームVR46)となるようだ。
ドゥカティのマシン、デスモセディチGPは2台が供給されることになったが、ふたりのライダーは発表されることはなかった。また、パブロ・ニエトがチームを引き続き、チームマネージャーを務める。
ドゥカティはファクトリーのドゥカティ・チーム、サテライトのプラマック・レーシング、グレシーニ・レーシングにもマシンを供給するため、来季はアラムコ・レーシング・チームVR46を含めて8台が参戦することになる。