「プリティーシリーズ」最新作となるTVアニメ「ワッチャプリマジ!」が、テレビ東京系で10月より放送される。
【大きな画像をもっと見る】「プリティーリズム」「プリパラ」「キラッとプリ☆チャン」と、10年以上にわたりゲームやアニメが展開されてきた「プリティーシリーズ」。その10周年記念作品となる「ワッチャプリマジ!」では、シリーズのコンセプトである“歌”・ダンス・おしゃれ”を受け継ぎつつ、新たなテーマとして“魔法”が加わる。主人公は、お祭りが大好きな中学1年生・陽比野まつり。まつりは、歌とダンスとファッションで作り上げる魔法のようなエンタテインメント「プリマジ」に出場できる日を夢見ていた。そんなある日、魔法界からやってきた元気いっぱいの魔法使い・みゃむから「プリマジ」にスカウトされ……。ライバルと競い合いながら、2人が「プリマジ」のトップを目指すさまが描かれる。
総監督として、「美少女戦士セーラームーン」や「おジャ魔女どれみ」「HUGっと!プリキュア」など、数々の女児向けアニメを手がけてきた佐藤順一が「プリティーシリーズ」に初参加。「プリティーリズム・オーロラドリーム」以来シリーズの全作品に携わってきた小林浩輔が初の監督を務める。シリーズ構成は「プリティーリズム・レインボーライブ」以来7年ぶりの「プリティーシリーズ」参加となる坪田文。メインキャストも発表され、陽比野まつり役には廣瀬千夏、みゃむ役には小池理子が起用された。
記者発表会に登壇した佐藤総監督は、「プリティーシリーズ」について「10年続いているというのはやっぱり大きなこと。オシャレや歌やダンス、“好き”から生まれる力を子供たちに伝えてきた作品だと感じます」と話し、「愛されているところはしっかり残しつつ、新しいものにしたい」と意気込む。小林は「“マジ”、真剣に取り組んで勝負する、という気持ちを全面に出して、よりドラマティックな展開になるよう作っています」と語った。タカラトミーアーツの大庭晋一郎氏はこのスタッフィングについて、「佐藤総監督には、新しい10年の基盤を作っていただけるようお願いした。小林監督に今までの『プリティーシリーズ』を継承してもらいつつ、佐藤総監督に磨きをかけてもらい、10周年作品としてふさわしいものに仕上げていただきたい」とコメント。さらに坪田からは、「魔法ってなんだろう? 奇跡が起こるのはどんなとき? そんなことをスタッフ一同で真剣に考える毎日です。今回目指しているのは笑って泣ける王道のガールズ青春ストーリー。まつりとみゃむが本気になった瞬間の輝きをあなたに」とメッセージが寄せられた。
続いて陽比野まつり役の廣瀬、みゃむ役の小池が登壇。廣瀬はハートをちりばめた衣装、小池は猫耳帽子や鈴の付いたチョーカーと、それぞれの役をイメージしたコーデで登壇した。出演が決まったときは本当に驚いたという2人。廣瀬はまつりについて「ザ・主人公。明るくて夢に向かって一直線なところが魅力で、応援したくなるようなキャラクター」と話す。小池は「みゃむは見た目がかわいいのはもちろん、自分が大好きで豪快なところにすごく憧れる」と語った。最後に廣瀬は「『プリティーシリーズ』は皆さんが応援してくださって、愛してくださって、ここまでつないで来た作品。私もまつりとしてつないでいきたいですし、まつりちゃんを通して勇気と夢をワッチャワッチャと届けていけたらと思ってます!」と元気いっぱいにアピール。小池は「みゃむがまつりたちと一緒に夢と元気をお届けできるように、私も力いっぱい努めてまいります」と締めくくった。
なおアニメの放送に合わせ、10月には新型アミューズメントゲーム「ワッチャプリマジ!」の稼働も開始。排出される「プリマジカード」は、特殊な印刷技術を用いてゴールドのモチーフを施し、ステンドグラスのようなデザインのクリアカードに仕上げられた。タカラトミーアーツの森岡氏は新たなカードについて「宝物になるような出来栄え」を目指していると話し、大庭氏は今作で“魔法”をテーマにした理由も含め、「日常では体験できないことを、アミューズメントゲームで体験させてあげたい」と語った。
■ 「ワッチャプリマジ!」
□ 放送情報
テレビ東京系6局ネット:2021年10月放送開始
□ スタッフ
原作:タカラトミーアーツ / シンソフィア
総監督:佐藤順一
監督:小林浩輔
チーフディレクター:Park Chi Man
シリーズ構成:坪田文
キャラクター原案:梨本裕美(シンソフィア)
キャラクターデザイン:戸田さやか
CGディレクター:乙部善弘
音楽:水谷広実
音響監督:長崎行男
アニメーション制作:タツノコプロ / Dongwoo A & E
□ キャスト
陽比野まつり:廣瀬千夏
みゃむ:小池理子
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