オーストリア2連戦の舞台レッドブルリンクは、アルファタウリ・ホンダF1の角田裕毅にとってFIA-F2選手権でのレース経験があるコースだ。F1ルーキーの角田は、その経験をベースに、改善を進めて好結果を目指したいと考えている。
レッドブルリンクでは、F2の2020年シーズン最初の2戦が開催された。角田は第2戦でポールポジションを獲得、フィーチャーレースを2位でフィニッシュ、ファステストラップも記録した。
今年はF1で第8戦シュタイアーマルクGP、第9戦オーストリアGPの2戦がレッドブルリンクで開催される。
前戦フランスGPで角田は予選Q1でクラッシュした影響でピットレーンから決勝をスタート、13位で完走を果たした。角田はレース後にSNSを通して「今日のレースで経験値は向上。予選での上位グリッド獲得を課題に、次のレースへ闘志を燃やします」とコメントしていた。
オーストリア2連戦を前に、角田は次のように発言し、意欲を示している。
「オーストリアはレースの経験があるサーキットです。昨年、FIA-F2で走り、2戦目のフィーチャーレースでポールを獲得し、2位でフィニッシュしました」
「それが自信につながりますが、F1マシンでは全く違う経験になると思います。プラクティスで徐々にペースを上げていき、セッションごとに進歩していく必要があります」
「このコースはほとんどのコーナーが僕の好きな高速コーナーなので、走っていて楽しいです。予選はかなりタイトになるでしょう。1周の距離が短くラップタイムが速いため、いいラップを決めて好結果を出すには、すべてをうまくまとめ上げる必要があります。ドライビングの面でかなりチャレンジングになるかもしれず、とても楽しみにしています」
「3週間に行われるこの3戦を楽しみたいと思っています。体調面はしっかり整っていますし、心配はしていません。レッドブルファミリーにとって重要な週末になります。また観客の前でレースができることもうれしいですね」