オーストリアの水処理会社BWTは、レッドブルリンクで行われるF1第8戦シュタイアーマルクGPと第9戦オーストリアGPのタイトルスポンサーを務める。
昨年までBWTはフォース・インディア/レーシングポイントとタイトルスポンサー契約を結んでおり、それによって同チームのマシンやウエアはBWTのコーポレートカラーであるピンクに彩られていた。BWTは2021年はレーシングポイントの後身アストンマーティンF1チームのパートナーを務めているが、マシンのメインカラーはピンクではなくなった。
BWTは「F1にピンクが戻って来る」として、オーストリアでの2連戦でタイトルスポンサーを務めることを発表。F1によると、トラックサイドにピンクの看板が飾られるということだ。
「BWTがオーストリアでのダブルヘッダーでタイトルスポンサーとなることを発表するのは、エキサイティングなことだ。F1において彼らはすでに強い存在感を示しているが、それがより一層増すことになるだろう」とF1の商業パートナーシップ担当ディレクターを務めるベン・ピンカスは語った。
「BWTのピンクを背景にファンが来場するサーキットの光景は、生き生きとしたものになるだろう。オーストリアへのF1の再訪は、明るく活気に満ちたものになる」
「F1とBWT双方の持続可能性に関する意図は、使い捨てのプラスチック製品を排除するという点で完全に一致している。コース上での興奮を広める活動の一方で、この地域のコミュニティにとって重要な問題に取り組むために、協力し合って我々の専門性を発揮できることをうれしく思っている」
今年初め、BWTはセバスチャン・ベッテルを新アンバサダーに任命。ベッテルのヘルメットには“ひと口ずつ、世界を変えよう”というメッセージが記されている。
「BWTにとって、F1の持続可能性への取り組みの一部を担い、オーストリアでの両グランプリのタイトルスポンサーとなることは名誉なことである」とBWTのCMOを務めるルッツ・ヒュブナーは語った。
「我々独自の特許取得済みの水処理技術によって、我々は『ひと口ずつ世界を変える』ための手助けをすることができる」
「プラスチック廃棄物や使い捨てボトルといったものの世界規模の輸送、関連するCO2排出量を、大幅に削減しなければならない」
「BWTボトルフリーゾーンによって、我々はF1コミュニティ内でもこのコンセプトを協力して実現する」
「意識を高め、持続可能性の実現に向けて戦うために力を合わせることによって、BWTとF1はひとつにまとまる」