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指をかざすだけで決済できるスマートリング「エブリング」が本格展開 初年度は10万個販売へ

2021年06月22日 17:32  Fashionsnap.com

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エブリング(EVERING) Image by: FASHIONSNAP
キャッシュレス機能を搭載したスマートリング「エブリング(EVERING)」が、日本で本格展開を開始する。9月の一般販売に先駆けて、6月22日から新宿マルイと有楽町にある「ベータ(b8ta)」ストア、六本木と代官山の「蔦屋書店」に開設したポップアップストアで製品を体験できるほか、数量限定で先行予約の受付を開始。また、オンライン上の先行予約第2弾に向けて準備を進めている段階で、ウェアラブル決済市場におけるシェア拡大を目指す。

 エブリングはICチップをリング内部に搭載し、エブリング対応のリーダーにタッチするだけで支払いを完了することができる。決済はVISAのプリペイドカード機能を採用。VISAのタッチ決済に対応したスマートリングはエブリングが日本初となる。
 専用のスマートフォンアプリでクレジットカードからチャージする仕組みとなっており、クレジットカードはVISA以外にマスターカードやJCB、アメリカン・エキスプレスといった他社サービスの登録が可能。国際標準レベルのセキュリティを担保し、リングを使用しない時や紛失時はスマートフォンアプリをワンタップすると機能を停止できる。
 リング本体はジルコニアセラミック製で、低刺激、高耐久、防水機能を実現。リングがリーダーからの電波に反応する構造のため、充電不要となっている。現在はブラック1色、17種類のサイズを用意している。税込価格は1万9800円。
 エブリングの事業は、トレーニング機器の「シックスパッド(SIXPAD)」や美容ブランド「リファ(ReFa)」を手掛けるMTGが設立したEVERING社が展開。製品開発では英国でリング型のウェアラブルデバイスブランド「マクレア(McLEAR)」を手掛け、2018年1月にMTGの傘下に入ったMcLEAR社の技術を応用した。
 5月17日に実施した先行予約では予定販売個数の3000個が1日で完売した。EVERING社の川田健代表取締役CEOは「まさか1日で完売するとは思っていなかった」と振り返る。オンライン先行予約第1弾と同様に、第2弾も同等数の個数を用意する予定だという。
 初年度は10万個以上の販売を見込む。年内には新色としてホワイトの投入を計画している。現在は決済機能のみとなっているが、将来的には鍵の解錠などの生活を豊かにする新機能を実装していく考えだ。

■EVERING 先行予約 特設ポップアップストア<六本木 蔦屋書店>会期:2021年6月22日(火)~7月11日(日)時間:9:00~20:00住所:東京都港区六本木6-11-1 六本木ヒルズ 六本木けやき坂通り <代官山 蔦屋書店>会期:2021年6月22日(火)~7月31日(土)時間:9:00~20:00住所:東京都渋谷区猿楽町16-15 <b8ta Tokyo - Yurakucho>会期:2021年6月22日(火)~8月20日(金)時間:11:00~19:30住所:東京都千代田区有楽町1-7-1 有楽町電気ビル1階 <b8ta Tokyo - Shinjuku Marui>会期:2021年6月22日(火)~8月20日(金)時間:11:00~20:00住所:東京都新宿区新宿3-30-13 新宿マルイ本館1階