人生で一番高い買い物は"マイホーム"という人も多いだろう。そのため、持ち家購入を迷っている人からは、
「広い家の購入を検討すると、削らなくてはならない部分が多く出てくる」(東京都/30代男性/サービス系)
という不安の声が寄せられている。
では、不動産価格が高騰している都内の持ち家を購入した人は、どのような暮らしぶりをしているのだろうか。キャリコネニュースに寄せられた声を見ていこう。(文:林加奈)
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「子どもの習い事が多く、月々の費用がかかっている」
世帯年収が1200~1400万円で、都内の持ち家に住む人たちからは、
「中学1年生と小学5年生の姉妹がいる。上の子は私立中学校に通っており、下の子も私立に入れようとしているので、塾代などお金がかなりかかる。それでも株の運用などで不自由のない生活を送っている」40代女性/金融・保険系)
「二世帯住宅に住んでいます。住宅ローンの返済を優先したため、手元に現金貯蓄がなく不安です。また、子どもの習い事や塾が多いです。小学生と保育園児がいますが、週に3、4回のバレエ教室に進学塾、英語教室など月々費用がかかっています」(40代女性/専門コンサル系)
という声が寄せられた。都内の持ち家を購入していても、子どもの教育に関してはお金をかけられていることがわかる。
「狭い賃貸に15~20万円払うより、安くて広いリノベーションした家に住めて満足」
30代女性は都内の中古マンション購入し、リノベーションして住んでいる。購入費用は4800万円で、35年のペアローンを組んだ。
「リノベーションの費用1200万円は現金で支払いました。月々の支払いは12万5000円のローン返済と修繕積立金、管理費等2万5000円。都内で狭い賃貸に15~20万円払うより安く、広くて自分好みにリノベーションした家に住めて満足しています」(不動産・建設系)
その一方で、女性は「現在、高度不妊治療中。治療を始めてから8か月ですが、すでに総額200万円ほどが羽ばたいていきました」と嘆く。また、世帯年収1400万円という収入については、
「児童手当や学費無償化の対象外、すまい給付金がもらえないなど、不運な年収層だと思います。都内で世帯年収1400万円は決して多いほうではありません。それなのに各種助成の所得制限にかかってしまうのが悲しいです」
と綴った。
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