「結婚は人生の墓場」という言葉がある。日本においては結婚をネガティブに捉える意味で使われるが、結婚しても幸せに暮らしている夫婦はたくさんいる。では、「結婚=墓場」になってしまう夫婦には、どのような特徴があるのだろうか。
福島県の50代男性は、年収750万円の正社員エンジニア。大黒柱として専業主婦の妻を養っている。男性は妻からぶつけられる、辛辣な言葉の数々をキャリコネニュースに明かした。(文:福岡ちはや)
「私は家族中から嫌われています」
男性は、家庭での自身の扱われ方について、
「妻から『有給休暇を取ると出世しない。できる人は有給を取らない』『普通は始発で出社して終電で帰ってくる』『安月給だから、会社から帰ってきたあと朝までコンビニで働け』『私は専業主婦で平日に家事をしているから、土日はあなたがやって』としょっちゅう言われています」
と明かす。「何度も違うと説明しましたが、理解できないようです」と不満を述べた。そのうえ、
「私だけに言うならまだしも、最近就職した息子にも同じことを言うので、私は家族中から嫌われています」
と嘆く。家族のために身を粉にして働いている男性に対して、あんまりな仕打ちだ。しかし、男性の妻に対する言い草も、なかなか酷い。
「私の妻は一流大学を出たのに仕事が長続きせず、数年間正社員で働いただけで、社会人としての進化が終了しました」
男性は男性で、専業主婦の妻を無意識のうちに見下しているのではないだろうか。お互いに尊敬する気持ちがなければ、夫婦関係が悪化するのは仕方のないことだろう。
「『家事も立派な仕事だよ!』と思い腹が立ちます」
愛知県の30代女性は、小学生3人の子育てと家事に追われながら、フルタイムのパート勤務をしている。年収100万円ほどで家計に貢献しており、「仕事から帰ってきても、掃除・食事の準備・子どもたちの学校の準備や宿題の確認でバタバタして、座るヒマもありません」と毎日忙しい。女性は、
「たまに学校の用事などで土日を含めた連休になると、夫は私の連休の日数を数え、『いいなー!ゴールデンウィークじゃん』と言ってきます。仕事が休みでも、それは自分のための休みではありません。それに家事は毎日やっているのに、そんな言い方しなくても……『家事も立派な仕事だよ!』と思い腹が立ちます」
と胸中を明かした。夫が家事の大変さを理解できないのは、
「夫は仕事から帰ってきても、自室で携帯ゲームや動画などを楽しんでおり、何も手伝いません」
と女性が言うとおり、家事を一切やらないからだ。このままでは、女性の"夫に対する愛情"が冷めてしまうのも時間の問題だろう。
相手を思いやる気持ちを忘れると、「結婚=墓場」になってしまう。幸せな結婚生活を続けたいなら、今一度自分の言動を見直すべきかもしれない。
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