「不倫」はそう珍しい話ではない。芸能人や周りにいる知り合いの話を含めれば、不倫エピソードを耳にする機会は日常の中にありふれている。しかし、いざ我が身に降りかかると冷静さを失い、絶望感からどうしていいかわからなくなってしまう人は多いようだ。夫に不倫をされたキャリコネニュース読者からは、
「人生真っ暗になった」(40代女性/専業主婦)
「すべてが信用できなくなってしまった」(60代女性/パート)
「いい歳をしてこんな見境もないバカなことができるんだ、と」(50代女性/専業主婦)
という声が寄せられている。今回は、夫に不倫された妻の悲痛な声を紹介していく。(文:福岡ちはや)
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「都合が悪くなったら戻ってくるとか、そんな身勝手は許されない」
パート勤務の60代女性は、夫の不倫について「誰でも気持ちが変わることはあるから、それは仕方がないと思う」と寛大だ。ただ、
「相手を本気で好きになったなら、何もかも捨てる覚悟を持ってほしい。都合が悪くなったら戻ってくるとか、そんな身勝手は許されない」
と釘を刺す。夫の不倫に傷つきながらも、どうにか自分の気持ちを整理してきたことが伝わる切実な声だ。女性は「プライドがズタズタに引き裂かれた気がした」と"された側"の苦しさを明かした。
専業主婦の50代女性も、夫の不倫が原因で「プライドがボロボロになり、5年たった今でも鬱病で病院に通っています」と打ち明ける。
「最初は風俗でした。『もっと安く、たくさんやりたい』と調子に乗った夫は、複数の出会い系サイトで数えきれないくらいの女と関係を持ち、何百万というお金を使っていました」
女性の心労を思うと、夫に何かしらの天誅が下るよう願いたくなってしまう。
「不倫した側に『誠心誠意償おう』という気持ちがなければ、再構築などできない」
正社員の50代女性は、過ちを犯した夫を「自分しか大切にできない自己中心的な人」と評する。さらに、不倫をする人に対して、「『反省してます』『償います』と優しくしていれば、なかったことになると思っているのでは?」と憤る。女性は、
「形だけ優しくして繕っても、心が伴わないとすぐにわかります。だって不倫されたほうは、すべてを疑って見てしまうから。不倫した側に『誠心誠意償おう』という気持ちがなければ、再構築などできないってわからないですかね」
と胸の内を吐露した。ほかにも、パートの60代女性からは、
「夫の不倫で私は鬱になり、15kgも痩せ、3年間精神科に通うはめになりました。経済的に自立していたら離婚したかったです。今でも夫と不倫相手を許していません。恨んでいます」
という声が寄せられている。どうしても不倫をするなら、パートナーから一生の恨みを買う覚悟くらいは持つべきだろう。
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