2021年F1フランスGP決勝で、スクーデリア・アルファタウリ・ホンダの角田裕毅はピットレーンスタートから13位完走を果たした。
予選Q1でのクラッシュで、チームは角田車を修復するなかで、ギヤボックスを交換し、角田は5グリッド降格ペナルティを受けた。また、フロアを異なる仕様のものに交換、サスペンションのセットアップを変更したことで、レースをピットレーンからスタートすることが義務付けられた。
角田は53周のレースをミディアムタイヤから15周目にハードに交換する1回ストップで走り、1周遅れの13位でフィニッシュした。
ヘッド・オブ・ビークルパフォーマンスのギヨーム・デゾトーは「ピットレーンスタートは簡単なものではなかったけれど、彼は序盤にいいペースを見せた」とコメントしている。
「だが、ピットストップ後、前が空いた状態になった時、彼は我々が望んでいたほど上がっていくことができなかった。すべてを分析し、今後の彼にとって重要な学習事項を明らかにしていく」
■スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ
角田裕毅 決勝=13位
1周目はとてもいい形で、ピットレーンからスタートしてポジションを3つ上げられました。タイヤコンパウンドの異なるアルファロメオ勢の後方で抑えられてしまったので、アンダーカットを試みようとハードタイヤに交換しました。このタイヤを履いてすぐにプッシュしなければならず、レースの終わりには完全にタイヤが終わってしまいました。
今回も、F1でのレース経験を積み、走行距離を伸ばすことができたので、僕にとってはとてもいいことだと思います。もっと上位のグリッドからスタートし、ポイント獲得のチャンスを増やせるように、予選について取り組んでいかなければなりません。
(自身のSNSでコメントし)ピットレーンからスタートし13位。最初からずっと攻め続けたので、最後にはタイヤがなくなってしまいました。今日のレースで経験値は向上。予選での上位グリッド獲得を課題に、次のレースへ闘志を燃やします。