6月19日、2021年MotoGP第8戦ドイツGP MotoGPクラスの予選がドイツのザクセンリンクで行われ、中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)は9番手を獲得した。
連日気温30度を越す暑さで、ライダーやタイヤにとって厳しいコンディションが続くザクセンリンク。午前中に行われたフリー走行3回目では、19台のマシンが1秒差でひしめく接戦となり、中上は1分20秒560を記録し総合7番手で予選Q2へダイレクトに進出を果たした。
初日にセクター1でのタイムロスを課題としていた中上だが、フリー走行3回目で改善に取り組むも苦戦が続いた。しかしセクター2、セクター3では上位につけ、周回を重ねている。
午後の予選Q2では引き続きセクター1の改善に取り組んでいたが、厳しいコンディションのなか思うようにセットアップを進めることができなかった。2回目のアタックに挑むも、終盤に転倒を喫したため、1分20秒810がベストタイムとなり予選9番手となった。
3列目からのスタートとなった中上だが、日曜日のウォームアップ走行でセットアップを進め、第4戦スペインGPでの4位を上回る今季初表彰台獲得を狙う。
■LCRホンダ・イデミツ
中上貴晶(予選9番手)
「最後の数分で転倒してしまいましたが、この厳しいコンディションと接戦の中で9番手はいい結果です。3列目からのスタートならまだレースでチャンスがあります。決勝に向けて明らかにいいペースがあります」
「フリー走行4回目では、新品タイヤを使ってペースに取り組んだ結果、いい走りができました。すばらしいレースにする準備は整っています。いい結果を残せることを願っています」