2021年F1フランスGPの土曜予選で、スクーデリア・アルファタウリ・ホンダの角田裕毅はQ1でクラッシュ、タイムを記録できないまま予選を終えた。
Q1開始早々、最初のランのターン1でリヤを失いスピン、後方からバリアに接触してストップした。角田はピットへ戻ろうとしたものの、ギヤが入らなかったために再始動ができなかった。このアクシデントで予選は赤旗中断となった。
チームのヘッド・オブ・ビークルパフォーマンスのギヨーム・デゾトーは、マシンダメージについて「リヤエンドにダメージはあるが、間違いなく明日に向けて修復することが可能だ」とコメントしている。
スチュワードは、角田がプラクティスで十分なタイムを出していたことから、決勝出走を認めた。角田は最後尾20番グリッドからスタートする予定。
■スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ
角田裕毅 予選=ノータイム
FP3 17番手(1分33秒424/17周)
予選 ノータイム
今日の予選は僕のミスなので、チームには申し訳なく思っています。ターン1で黄色の縁石に乗りすぎてしまい、スピンを喫しました。バリアへの接触を避けるために、できる限り強くブレーキをかけようとしましたが、後ろ向きに氷の上を滑るように行ってしまいました。
衝撃は軽かったものの、マシンにはダメージがあったので、チームは明日に向けて今夜作業をしなければならなくなりました。チームのみんなへの感謝を示すには、明日いいレースをするしかありません。ここはオーバーテイクの難しいコースですが、すべてのラップで可能な限りプッシュするとともに、訪れるチャンスを逃さないようにしたいと思います。
(formula1.comに語り)衝撃はとても軽かったので、ギヤボックスにはダメージはありませんが、詳しく調べる必要があります。抜け出せると思いましたが、ギヤが機能しませんでした。これについてもチェックします。
(自身のSNSでコメントし)Q1で早々にスピンを喫するミスをしてしまい、ノータイムに終わりました。明日は最後尾からのスタートとなりますが、毎ラップ、最大限に攻めていくつもりです!