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「ザ・ファブル」が本日公開、岡田准一は平手友梨奈の「お父さんみたいだった」

2021年06月18日 22:14  コミックナタリー

コミックナタリー

岡田准一
南勝久原作による実写映画「ザ・ファブル 殺さない殺し屋」の公開初日舞台挨拶が、本日6月18日に東京・丸の内ピカデリーで行われた。

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本日公開された「ザ・ファブル 殺さない殺し屋」は、とある事情から一般人として大阪で過ごすことになった、天才的な殺し屋・ファブルを描く物語。舞台挨拶にはファブル役の岡田准一、ヨウコ役の木村文乃、宇津帆役の堤真一、ヒナコ役の平手友梨奈、鈴木役の安藤政信、ミサキ役の山本美月、田高田役の佐藤二朗、監督の江口カンが登場した。

イベントは堤が演じた宇津帆が表と裏の2つの顔を持っていることにちなみ、「登壇者の意外な裏側は?」という質問からスタートする。岡田は平手の名前を挙げ「さっきラジオの収録があってそのときに髪を下ろしてたんですよ。だから『(次の現場では)上げたほうがいいよ』って言ったら、今全力で上がってる(笑)」と岡田の言うことを素直に聞く平手のかわいい一面を披露。平手は「それ言われるの嫌だったんですよ(笑)」と恥ずかしそうだ。また堤が「岡田さん、(平手の)お父さんみたいだったもんね」と語ると、岡田も「そうですね(笑)。ご飯食べなさいとか髪の毛上げなさいとか……」と述べ、仲のよさを感じさせた。

また撮影中、平手と親しくしていたという木村は「『一緒に写真撮ろう』とか言ってくれる割に、連絡しても返事を全然返してくれないんです。ご飯に誘っているけど、まだガードが解けてなくて……」と残念そう。そんな木村に平手は「ごめんなさい! 全然そういうわけじゃないです」と謝り、「いつも夜遅い時間に(スマホを)開くので、こんな夜中に返していいのかと悩んで……」と説明。すると木村は満面の笑みで「私の好きが一方的じゃないということがわかっただけで大満足です!」と安堵した様子を見せた。

一方の平手は「皆さんギャップがあるなと思うんですけど、個人的には監督です。最初のうちは全然話をしてくれなくて、笑ってもくれなくてちょっと怖い感じだったんですけど、途中から笑顔で話しかけてくださるようになって。そのギャップがすごいかわいらしかった」と振り返る。すると江口監督が、今日着ているTシャツが平手が誕生日にプレゼントしてくれた“ナタデココ”のTシャツであることを明かす場面も。江口監督は「わざわざ僕の好きな食べ物を調べてプレゼントしてくれた」と喜びを滲ませていた。

さらにトークでは佐藤のアドリブについての話題に。「この機会に皆さんに言いたいんですが、私、アドリブは1個もありません」と佐藤が述べると、岡田は「嘘です。堂々と嘘言う。アドリブの天才ですから」と即訂正する。佐藤とは共演シーンの多かった山本が「いつも笑わせてもらってます、アドリブで。二朗さんは真面目にアドリブするんですよ」と語ると、佐藤は「営業妨害ですよ!」と不満げだ。しかし岡田が「予告にある『どこ見てんねん」っていうセリフもアドリブですから」と明かすと、佐藤は「ごめんなさい、『どこ見てんねん』はアドリブです。思い出しました」と素直に認め、観客の笑いを誘った。

そんな中「そんなに人を見てない……(笑)」と語る安藤は、登壇者から「もっと興味持って!」とツッコミを受け苦笑い。すると岡田は「ヒナコの大事なシーンの撮影で、みんなでヒナコを見守っている中、安藤さんは『ちょっと1枚写真撮らせて』って言い出して(笑)」と、現場で起こった安藤の不思議なエピソードを暴露。安藤は笑いながら「最終日だったから! 撮らないと残らないから」と言い訳をする。しかしその写真はキャストたちにプレゼントしていないと言い、岡田は「やっぱり人に興味がないから。撮ったら終わりなんだ(笑)」と苦笑いを浮かべていた。

最後に岡田は「僕たちは皆さんにちょっとでも『いい一日だったな』って思ってもらえるように映画を作ってます。この映画が誰かにとってそう思ってもらえる要素になってくれれば幸いです。やっと皆さんの感想が耳に入ってきて、こんな時代だけど作ってよかったなって、みんなに届けられてよかったなって実感できております」と語り、イベントを締めくくった。「ザ・ファブル 殺さない殺し屋」は全国公開中。

(c)2021「ザ・ファブル 殺さない殺し屋」製作委員会