夫に不倫され離婚したくても、さまざまな事情から再構築を選ぶ女性が目立つ。今回エピソードを紹介する女性も、夫には度重なる浮気の前科があるにもかかわらず「絶対に離婚しません」と固く決意している。そこに至るまでに、どのような経緯があったのだろうか。(文:林加奈)
【修羅場!あなたの不倫エピソード】最新記事はこちらから
不倫相手の配偶者が書いた手紙で夫の不倫が発覚
この女性の夫は、娘が所属するバスケットボールチームのチームメイトの母親と不倫していた。夫の不倫相手は、女性と同い年。子どもの人数も同じのため仲良くしていたが、「知り合って1年半を過ぎた頃からよそよそしくされ、いつしか話もしなくなり、ほかのお母さんたちに『私が何かしたかな?』と相談していました」と女性は振り返る。
それから半年後、不倫相手の配偶者が手紙を届けに来訪。ついに不倫が発覚した。
「手紙には不倫の事実だけでなく、いつ頃から関係が始まってどのくらい続いていたかなど、こと細かく書いてありました。しかも夫は、私の知らないところで『二度と会わない』という誓約書を書き、和解金まで支払っていました。不倫相手の配偶者は、夫が誓約を破ったので知らせに来たそうです。『旦那の不倫を知っていて認めているのか?』と、私を責める言葉まで書かれていました」
「相手の女性の思惑を阻止するために絶対に離婚しない」
女性は怒り心頭で「話し合いという名の説教をしました」と明かす。それまでも何度か浮気の前科がある夫だったが、女性は「子どものため」と思って今までずっと耐えてきた。しかし、「今回は私たちの娘や、チームメイトである相手の娘さんを計り知れないほど傷つけたので、今までにないくらい説教しました」と振り返る。
「『ふざけるな!お前の行動でどれだけの人が傷ついているのか考えたことがあるのか?大人のとる行動とは到底思えない!離婚なんて絶対にしてやらない!死ぬまで一緒にいて、一生責任を取らせてやるからな!』と言ってやりました」
不倫相手の夫婦はこれがきっかけで離婚したが、女性夫婦は再構築することに。女性は「夫の不倫相手は、私の旦那と不倫していること、離婚が成立したら一緒になることを、周囲に吹聴していました。思惑を阻止するためにも、絶対に離婚しません」と決意を語り、
「夫は携帯の電話番号を変えたので、今は連絡を取っていないと思います。でも、私の見ていないところで何をしているのかはわかりません。あれから2年ちょっと経ちますが、日々平穏に暮らしています」
と、回答を括った。
※キャリコネニュースでは引き続き「不倫したこと・されたことはありますか?」やあなたの職場のサイコパスなどのアンケートを募集しています。
-----
【あわせて読みたい】
「妻を泳がせて証拠をそろえています」 配偶者に不倫されて"リコカツ中"の男性
夫と遊びに行った子どもが「お姉ちゃんがいた」と謎の言葉 配偶者に裏切られた50代女性の悲しみ