2021年06月17日 10:21 リアルサウンド
梅雨のジメジメした気候のときは自然とパワーダウンしてしまうもの。リフレッシュしたくても、外に出辛い、太陽の光を浴びることもできない。そんなときはマンガの元気印なキャラクターにパワーをもらってみてはどうだろうか。読んでいるだけで気分が明るくなるようなそんなパワフルヒーロー、ヒロインをご紹介する。
■豪快で楽観的『ONE PIECE』ルフィ
今の日本の代表的なヒーローと言えば、やはりルフィだろう。明るくて豪快で楽観的。奔放な性格で「自由」という言葉を体現したような男だ。基本は素直で、子どもがそのまま成長したような……というと分かりやすいかもしれない。
考えるよりも先に体が動くタイプなので、それで問題を起こすこともあるが、それもルフィの良いところ。その分、しっかりした仲間も多い。何より、仲間をとても大事に思っており、こういう人がそばにいてくれると心強いな、と思う人も多いのではないだろうか。
■笑顔がトレードマーク『天使なんかじゃない』冴島翠
明るく元気なクラスの人気者。友達が困っていたら迷わず手を差し伸べるし、頼まれたら嫌と言えない。友達が喜んでくれるなら!とがんばってしまうタイプ。特技が物まねカラオケというところもまたクラスの人気者!という感じがする。そんな翠をうらやましく思っているキャラクターもしばしば。
ただ翠は能天気というタイプではない。多くのことに悩み、人の痛みにも敏感。だから、周りの人にも元気を与えることができるのだろう。
■デクの心を支えるている? 『僕のヒーローアカデミア』麗日お茶子
主人公のデクとは受験のときから面識があり、いつも明るい笑顔を振りまく。“デク”というあだ名は幼馴染の爆轟からつけられたものだ。「雑魚で出来損ないのデク」。だが、そんなイメージはお茶子の一言で変わる。「デクって『頑張れ!!』って感じでなんか好きだ私」。
口で言うだけではなく、ちゃんと自分の気持ちを言葉にして伝えているのがわかる。人を思いやる優しい気持ちを持っており、笑顔を絶やさないが、泣き笑いのような表情になることも。いつもデクのことを想う、淡い恋心は応援したくなってしまう。
■一途な姿はやはり憧れる?『花より男子』道明寺司
最初は権力を持っていてワガママ放題だった司だが、つくしに恋をしてから明らかになったピュアさ、信じたら疑わない芯の強さは見ているとなんだか元気になってくる。
また、御曹司ということでやることなすことがダイナミックだ。見ていると爽快感がある。いやいや、そんなこと普通の人はできないから!とツッコんでしまうが知らず知らずのうちに笑って元気が出てくるのだ。一途な気持ちは人を元気にする。
■元気なキャラクターの共通点
一見、元気に見えてもずっとその状況が保てているというわけではない。あのルフィだった涙を流すことがある。痛みを知り、それでも笑顔で前を向く。そんな生き様が人々を元気にするのかもしれない。
もちろん、挙げた以外でも人を元気にしてくれるキャラクターはたくさんいる。ぜひ自分だけの“元気キャラ”を見つけて、パワーをもらってみてほしい。
(文=ふくだりょうこ)