トップへ

共働きなのに家事をしない夫に怒り心頭「“俺の方が給料高いんだし、仕事の責任の重さも違う”と手伝いません」

2021年06月17日 06:10  キャリコネニュース

キャリコネニュース

写真

女性のめざましい社会進出や、家庭生活の在り方の変化により、夫婦共働き世帯も増えている。これまでは片働きが主流だったが、今後はより共働き世帯の数が増えていくだろうと予想される。そんな共働き世帯、片働き世帯はそれぞれどのように感じているのだろうか。

大阪府の50代女性(世帯年収1300万円/片働き世帯)は、「世帯収入は同額なのに、片働きと共働きで税金にかなりの差があるのがどうしても納得できない」と不満をこぼした。(文:中島雄太)

「中途半端に稼ぐと、税金ばかり取られてしまう」

女性はもともと夫婦共働きだったため、共働きと片働きの両方の気持ちを理解している。「片働きでそれなりの収入を得るのは、犠牲や努力が必要である。共働きの大変さも知っている。だからこそ税金額の違いに理解ができない」と不満を綴っている。

一方で、共働き世帯は、どのように感じているのだろうか。埼玉県の50代女性(事務職/世帯年収1000万円)は、子どもが生まれてからすぐに働き始めた。「後ろ髪を引かれる思いで、子どもを保育園に預け、仕事をしてきました」と語る女性だが、大きな不満を抱える。

「保育料も満額で高く、高校無償化も当てはまらないでしょう。中途半端な世帯でもらえるものなんて些細なものしかありません」

女性は少子化の原因もこの点にあると考えており、「子どものお金は公平に払ってほしいです」と続けた。

京都府の60代女性(フリーランス/世帯年収500万円/共働き世帯)は、「長年共働きをしてきて、今はそれなりの年金を受け取っています」と語るが、片働きの家庭と比べ、社会生活上の課税が多いと感じている。

「専業主婦の知り合いは時間を自由に使うなか、羨ましい思いや疎外感を噛み締め過ごしてきた」

女性はこれまで必死の思いで働き、子どもを育ててきたが、悔しい思いを多くしてきた。「今は2人分の年金で質素に過ごしていますが、夫が死亡しても遺族年金はほとんどありません」と続けた。

「共働きなのに旦那は家事を何もしてくれない」

広島県の50代女性(事務/世帯年収700万円/共働き世帯)は、週3日は住民自治関係の仕事、週2日はカフェで働いている。住民自治の仕事は夜に会議があることが多いため、家に帰ってからバタバタと夕飯の準備をしている状態だ。

「主人はコロナ不況で残業もなく帰ってきますが、私がバタバタしている間もゆっくりとソファに座ったままです」

女性がやりきれない家事は、2人の子どもが手伝いをしてくれてなんとかなっている状況だ。「手伝いを頼んでも、『俺の方が給料高いんだし、仕事の責任の重さも違うし、しょうがないじゃん』と言われます」と嘆いた。

東京都の40代女性(マーケティング/世帯年収1800万円/共働き世帯)は、夫のキャリア形成に協力するため、自身が休職したり、海外赴任に帯同したりとできる限りのことをしてきた。しかしながら女性がキャリアアップを考え出すと、夫は全体的に非協力的になる。

「『気楽に働けていいよね』とか『男は出世したいから』と言って、否定ばかり。モヤモヤしてしまいます」

そこで女性は平日の夫の食事は作らない、夫の洗濯はやらないなど、自分のことは自分でやってもらうことを決断。「本音を言えば、もっとやってほしいですが現状は満足しています」と続けた。

※キャリコネニュースでは引き続き共働き・片働きの不満のほかあなたの職場のサイコパスやオンライン会議中のとんでもないエピソードなどのアンケートを募集しています。