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「うちの会社はバカばっかり!」と言い放つ上司にドン引きして3カ月で退職した新卒女性

2021年06月17日 06:10  キャリコネニュース

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仕事は時として忍耐力も求められるが、人格を否定されるような場合なら話は別だ。我慢できずに、即行で職場を去った経験がある人もいるだろう。都内在住の20代女性もその1人で、

「私が即行で辞めたのは、航空貨物を取り扱う運輸系の会社です。新卒入社でしたが、2か月目で退職を決意し、その翌月に辞めました。当時の私は教員採用試験に不合格だったため就活が大幅に出遅れ、焦りもあって簡単に内定をくれたこの会社に『ここでいいや!』と飛び込んでしまいました」

と切り出す。今回はこの女性の声を中心に、仕事を即行で辞めた人の投稿を紹介する。(文:鹿賀大資)

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「最初から見下されていると敏感に気づきますし、その時点で会社への信頼感はゼロです」

女性は入社式の時点で、会社に覇気のない雰囲気を感じ取っていたが、研修後に上司と面談をした際に「あ、これは駄目だ」と直感を確信。上司は笑いながら、女性に「君は割と偏差値が高い大学を出てるね!うちの会社はバカばっかりだから!」と言い放ったそうだ。

「その瞬間『どうせ就活で失敗した奴ら、どこにも選んでもらえなかったバカたち』と最初から見下していたことを悟りました。確かに頭が悪かったり、就活で思うように結果が出せなかったりという人はいました。しかし雇用して会社のために働いてもらう以上、労働者に対する最低限のリスペクトも必要なのでは」

さらに女性は「最初から見下されていると敏感に気づきますし、その時点で会社への信頼感はゼロです」と付け加えており、結局のところ入社3か月で新卒の職場を去ることになった。それでも今回の一件が教訓になったようで、

「すぐに始めた転職活動では、以前のような『とにかく内定が欲しいんです』という低姿勢をやめました。徹底的に自分のスキルを棚卸し『私は御社にこのように役立てます』としっかりアピールした結果、今はお互いをリスペクトし合える社風の会社で働けています」

とも書いている。新天地でのさらなる飛躍が期待できそうだ。

「昼休みにランチを買いに行くふりをして、そのままバックれました」

「氷河期世代でずっと非正規だった自分が、やっと掴んだ正社員の仕事でした」と語るのは大阪府の40代女性。念願の正社員採用を掴んだ女性だが、わずか半日で元職場(食品会社の経理)を退職してしまう。

その理由について「会社のいい加減なところだけでなく、将来性も感じなかったからです」と述べながら、本題に入った。

「驚くことに、初出勤でかけられた第一声が『求人広告にあった給与は、採用担当が周囲に相談もなく勝手に決めた額で、本当はこっちだから』でした。そして提示された給与は、時給換算で最低賃金と同じ額です。疑問や不安が混乱する中、教育担当者から渡されたのは、何と会社の裏帳簿でした」

そこに記載されていた内容から、給与未払いの事実を知り得た女性。正規の帳簿も見せてもらい、悲惨な経営状況を目の当たりにしたことで「昼休みにランチを買いに行くふりをして、そのままバックれました」という。また後日談として、

「その会社は、数か月後に社長が逮捕されて潰れました。不正に関与する前に辞められて良かったです」

とも綴っていた。

ほかには、

「テレアポ会社を初日の昼休みで即行退職。男性スタッフは女性に、女性スタッフは男性に電話をかける決まりが嫌だった。それに高額な商品を買わせるために強いられる、巧妙な話術も無理だった」(40代女性/北海道)

「不動産会社を2か月で辞めた。新人教育もなく現場に出され、接客や電話対応を指示された。先輩社員は毎日が残業で、上司からの叱責も日常的。それに労働条件通知書もわたされなかった」(20代男性/愛媛県)

といった声も寄せられた。

※キャリコネニュースでは引き続き仕事を即行で辞めた人のほかあなたの職場のサイコパスやオンライン会議中のとんでもないエピソードなどのアンケートを募集しています。