泥棒や万引き、スリは"窃盗罪"にあたる。まともな感覚の人なら、そもそも「盗みを働こう」という発想に至らない。しかし世の中には、よりにもよって自分の職場で窃盗事件を起こす人がいる。
茨城県の20代女性は「以前、アルバイト先で窃盗被害に遭いそうになりました」と憤る。(文:福岡ちはや)
「更衣室に置き忘れたコスメポーチを取りに行ったら、高校生が漁っていた」
女性は「更衣室に置き忘れたコスメポーチを取りに行ったら、ちょうど高校生が漁っていました」と振り返る。
「1万円するデパコスのアイシャドウを手に持ったところでした。怒鳴り散らして店長に相談すると、その子は翌日からアルバイトに来なくなりました」
運よく犯行現場を押さえられたからよかったものの、女性が置き忘れに気が付かなければ、泣き寝入りになっていただろう。
そのほか、財布から現金を抜かれる事件は職場で起こりやすいようだ。神奈川県の50代男性からは、
「職員のロッカールームで、ある職員の財布から現金がなくなった。クリーンスタッフが入って探したら出てきた」(福祉・介護)
という声が寄せられている。幸い窃盗未遂に終わったが、誰が財布から現金を抜いたのか、なぜ抜いた現金がロッカールームに置き去りになっていたのか、真相は闇の中だ。
「店で預かっていた電子マネーカード。全額使われてしまっていました」
埼玉県の30代女性はコンビニのアルバイトをしている。会計時に電子マネーを使い、そのままカードを忘れていく客が多いので、店で預かることがあるという。その"忘れ物の電子マネーカード"が盗難の餌食になってしまった。
「忘れ物の申し出をされたお客様のカードの入出金履歴を照会すると、店での預かり期間中に全額使われてしまっていました」
客には店負担で返金対応したものの、従業員に犯人がいるのは明らかだ。女性は電子マネーが使われた日時を調べ、シフトから容疑者を1人に絞ったが、決定的な証拠がなく追及できずにいる。
「買っていたのは、その人が吸っている銘柄のタバコカートンでした。店長と私の間では犯人が確定しており、その人とシフトがかぶっているときは高額のお金を持ってこないようにしています」
職場での窃盗事件は、従業員同士の信頼関係を壊してしまう。もちろん悪いのは犯人だが、事件に巻き込まれないよう自衛するのも大切だ。
※キャリコネニュースでは引き続き職場で起きた窃盗事件
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