世のビジネスパーソンは、職場に潜むサイコパスな人について、どう感じているのだろうか。京都府の30代男性(正社員/年収400万円)は、職場のサイコパス新人に手を焼いており
「できない仕事を振られると、私より上の上司に告げ口をする新人。『プレッシャーを与えられています』と泣きついては、うつ病になったフリをしています。間接的とはいえ、私へのパワハラ行為ですね」
という声を寄せている。東京都の30代男性(専門職/年収500万円)も、自身が被害を受けた訳ではないが、サイコパスの典型とされる二面性を目の当たりにした恐怖体験を語る。(文:鹿賀大資)
嫉妬の腹いせで新人いびり
「人当たりも周囲からの評判も良かった女性社員のKさんが、実は職場いじめの黒幕でした」と切り出す男性。Kさんは入社5年目のアラサーで仕事もでき、発言力もあったという。そんなKさんが標的にしたのは、新卒の女性社員だった。
「その新人は、Kさんが数年間にわたり片思いをしている男性社員と同じ部署に配属。男性社員は、新人のことを非常に気に入ったようでした。飲み会などで、よく新人の話題を挙げては『真面目で仕事ができる人なんだ』と褒めていましたから」
次第にKさんは、周囲に新人の愚痴を漏らすようになっていったという。新人の悪い噂は他部署にまで広がり、それに便乗し嫌がらせをする社員まで出てくる始末。男性は職場内で孤立していく新人に「愚痴の範疇を超えているのでは?」と心配し、本人から「話を聞くことにしました」と続ける。
「周囲をコントロールするのが上手で、とても口が軽い人です」
「衝撃的なことに新人は自分の悪い噂を流しているのが、Kさんとは知らなかったそうです。Kさんは新人に親切に接していたらしく、むしろ私が真相を伝えるまで彼女を慕っているような話ぶりでした」
その後、男性と同様に職場いじめを疑っていた上司の協力もあり、Kさんは他部署へと異動。新人は適応障害と診断され休職を経たが、そのまま退職に至ったそうだ。ちなみにKさんが片思いしていた男性社員も、自分のせいで新人が酷い目に遭ったと責任を感じて職場を去ることに。男性は当のKさんについて「今も他部署で勤め続けています」といい、
「周囲をコントロールするのが上手で、とても口が軽い人です。周りの人はKさんがしでかした事実を知りつつも『逆らえない』と漏らしており、まさにサイコパスだと思った出来事でした」
とコメントしている。
ほかには、
「職場の大学教授がサイコパスで、私が交通事故から命からがら帰還した際『研究が続けられてよかったね』と言われました。研究最優先な労い方に、驚きました」
(20代男性/大阪府/正社員/年収200万円)
「私の1年先輩で、誰とも上手くやっていくことができない女性の話です。私が褒められたり優遇されたりすると面白くないようで、その女性は周りを気にせずパソコンに向かって『〇〇死ねー!』と怒り心頭で叫ぶのです。結局は事務所から倉庫担当に追いやられましたが、今も片隅で雄叫びをあげています」(40代女性/富山県/事務・管理/年収150万円)
といった声も寄せられた。
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