実業家ひろゆき氏が「無能をクビに出来ない」弊害について語るツイートが波紋を広げている。
「日本の法では無能をクビに出来ないので、優秀な若者の給料を低くして無能を温存します。無能が多数派なので、優秀な若手は無意味な慣習を押し付けられ潰されたりします。結果、大企業は利益率が低いので、給与も上がらず。庶民はお金がないので、安い商品ばかり売れます」
このツイートには15日現在2600回リツイートされ、ＳＮＳやネット掲示板で話題になっている。ツイートに1万4000件の「いいね」が付くなど、好意的なコメントも寄せられる一方で、「でも、俺も含めて人類の半分は無能だぞ？そいつら切り捨てんの？」といった反応も出ていた。（文：okei）
「50代がアホほどだぶついとる。ずっと新聞読んでるわ」
5ちゃんねるでは、「全くそのとおり」「これは言えてるわ」など、ひろゆき氏の話に賛同する声も多くあった。中でも目についたのは、「50代がアホほどだぶついとる。ずっと新聞読んでるわ」「デジタルに産業変革出来なかったのはアナログおじさんの首を切れなかったから」など、「仕事をしない上の世代」への不満の声だった。
しかし、「せやろか？簡単に首切れるとどんどん給与安くなりそうだが」「無能クビにしても経営陣は給与上げません」など、ひろゆき氏の説明に首をかしげる声も多く出ていた。また、「無能を首にしてもいいけど。そしたら残った人間の手が回らなくなるぞ？」など、優秀な人材を採用するのは難しい、とする指摘も相次いでいた。
一方、はてなブックマークでもコメントが250以上付いたが、その内容はひろゆき氏の発言に否定的なものが目立っていた。「成果主義導入以後で給与総額が下げ続けた現実と全く整合しない」「「無能をクビにできれば給与が上がる」という言説は疑わしい気がしてる」といったコメントに人気が集まっていた。
