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仕事中、何分休むのが正解? 脈波測定で休憩時間を提案する"吸うカフェイン"ブリージングデバイス

2021年06月15日 13:10  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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"休むタイミングや時間"は悩みどころだ。根を詰めて働きすぎても疲れ果ててしまうけど、休むとサボっていると思われるのでは、と不安に思う人も多いだろう。

6月15日に発売された「ZORN」は適切な休み時間を教えてくれるデバイスだ。"吸うカフェイン"や"吸うGABA"という触れ込みで販売中のブリージングデバイス「ston」の機能に脈波を測れるセンサーを搭載した。脈波から現在の自分はどれくらいの休憩を求めているかが分かるという。キャリコネニュースも実際に体験してみた。

ひとやすみセンサーで、体が求めている休息時間を教えてくれる

まず本体を充電した上で、カートリッジを装着。stonは平べったい石のようなデザインだが、ZORNはアイコスやプルーム・テックのようなペンのような形をしている。カラーは黒と白の2色。

筆者は普段stonを使用しているが、外出時は歩きタバコだと思われてしまうため、喫煙所で吸っていた。ただ、あまり馴染みのないデザインのため"こいつ何吸ってんだ?"という目で見られがちなのがネックだった。しかし、ZORNは加熱式タバコのような見た目なので、今回はその心配もないだろう(ただstonのフォルムはとても可愛く、個人的には好みだ)。

カートリッジから息を吸い込むとリキッドが熱せられる。発生した蒸気に含まれた成分を肺で摂取でき、香りも楽しむことができる。カートリッジはカフェイン配合の「POWER」(ミントフレーバー)、GABA配合の「CALM」(ココナッツフレーバー)のノンニコチン・ノンタール。stonのカートリッジがそのまま使える。

stonとの大きな違いは、「ひとやすみセンサー」の搭載だ。スイッチを素早く2回押し、その上にセンサーに指を置くと、適した休憩時間を3段階で教えてくれる。

煙も少ないので気軽に使用できる

筆者もテレワーク業務中にやってみた。親指を置いて数秒でLEDは青く光った。現在の筆者には3分の休憩が必要、ということだ。朝の会議が終わり、各所への業務連絡を終えた後だったので妥当に感じた。ちなみに黄色だと5分、赤だと10分の休みが勧められていることになる。

タイマーを掛け、POWERのカートリッジを装着して一息ついた。フレーバーは目に爽快感が来るほどしっかりミントだ。コーヒーを淹れるより簡単にカフェイン摂取もでき、リフレッシュもできる。

筆者は、加熱式タバコに妙に温かさを感じて苦手意識を持っていたのだが、ZORNやstonにはそうした違和感を抱かなかった。ベイプのような電子タバコを吸っている感覚に近い。

ただベイプに比べると蒸気は少なく、肺に入れると息を吐いても煙が出ない。外に出たり、換気扇の下に行ったりしなくてもいいので、在宅ワーク中はデスクで使用している。禁煙パイポくらい気軽に使える。

何より、"提案されたから3分はゆっくりしよう"と思うと、気持ちが楽になる。「◯分休もう」と思っても、毎日何だかんだ仕事をしてしまう。ZORNは"ちゃんと休もう"と思うスイッチとして重宝できそうだ。

テレワークで"隠れ残業"も増えているという。出社がなくなることで、時間関係なく根を詰めて働いてしまうのだろう。ワークライフバランスを保つためにも、ZORNを使ってみるのもよさそうだ。

本体価格は税込1万1990円、カートリッジは1980円。公式サイトで購入できる。また、リアル店舗だとb8ta Tokyo有楽町店、新宿マルイ店で展示体験を実施する。