2021年06月15日 11:31 弁護士ドットコム
北海道東川町は6月14日、2020年11月にオープンした酒造を「全国初の公設民営」としていたのは誤りだったとして、HPで謝罪した。
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テレビで東川町の酒造が「全国初の公設民営」と紹介されたことで、2014年11月に公設民営で設立した「赤名酒造」(島根県飯南町)に抗議の電話が殺到。ツイッターで話題となっていた。
同町の担当者は「公設民営については間違いないが、全国初かどうかの調査ができていなかった部分がある。HPや広報誌などで全国初という表記が一部あったため、早急に訂正させていただいた」と話した。
東川町の酒造が紹介されたのは、6月13日のNHK「おはよう日本」。北海道の酒蔵特集の中で、東川町の公設民営酒造が取り上げられ、「全国で初めてとされる公設民営の酒蔵」とのナレーションと同時に「全国初の公設民営」というテロップが表示された。
番組放映後、「赤名酒造」には「(赤名酒造が)嘘をついている」との電話が複数寄せられ、同社はツイッターで「当社は2014年11月に設立した時点から公設民営です。これは事実であり、嘘ではありません」と発表。「一方的にまくし立てる人がほとんどで説明しても聞く耳を持ちません」と抗議の電話が相次いだことを明らかにしていた。
東川町はHPで「誤った情報を発信してしまったことで、関係するみなさまに多大なご迷惑をおかけいたしましたことを、深くお詫び申し上げます」と謝罪し、「赤名酒造様には全く非はございませんので、非難の投稿や電話等はされませんよう、お願い申し上げます」と呼びかけている。