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豊田ルナ、グラビアで発揮する女優魂 幼さと大人っぽさの間にある、本物の表情を見よ

2021年06月15日 11:01  リアルサウンド

リアルサウンド

『週刊少年マガジン』28号

 豊田ルナが6月9日発売の『週刊少年マガジン』28号の表紙&巻頭グラビアに登場した。「ミスマガジン2019」でグランプリを獲得し、グラビア誌で軒並み表紙を飾る豊田ルナ。7月10日から放送される『ウルトラマントリガー NEW GENERATION TIGA』では、ヒロインのシズマ ユナ隊員役を演じることが決定している。グラビアだけにとどまらず、子役時代から続けている女優業にも本格的に邁進しはじめたのだ。


■子どもなのか、大人なのか


 豊田ルナのグラビアを見ていると、不思議な感覚に陥ることがある。幼さを強く感じさせる無邪気な微笑みと小さな握りこぶしに対して、ふとした瞬間に見せる凛々しい表情には、大人顔負けのどっしりとした風格が漂っているからだ。見れば見るほど分からなくなる、子どもっぽさと大人っぽさの塩梅。しかしこれがまさに、豊田ルナ・19歳のリアルなのかもしれないと思うと、妙に腑に落ちる。いつでも、どんな時でも、豊田ルナの表情は本物だ。


 Tシャツ一枚。畳の上で無邪気に遊ぶ豊田ルナ。幼なじみに見せるような無防備さで、カメラにとびきりの笑顔を見せる。この取り繕わなさこそが、豊田ルナの魅力であり、実力だと感じる。子役時代の彼女を知っていようがいまいが、この笑顔を見れば、誰もが懐かしさと安心感を覚えるはずだ。


 古びた温泉で、一人で広々と湯船に浸かるシーンに続く。豊田ルナが動くたびに、ぴちゃっと水の音が響く。まだ昼間の明るい時間に、のんびり温泉で体を癒す背徳感。頭にタオルを乗せて、唇を尖らせる無邪気さ。ドアップで写された耳元は、やはりどこか幼い。


 続くカットには、緑生い茂る深い森の景色が広がっている。青いドレスを身に纏う豊田ルナ。都会では感じることのできないマイナスイオンを体全体に浴びているのか、とても気持ちが良さそうだ。木に寄り掛かりながら、口元を微かに緩め、大人っぽく神秘的な表情を見せている。一体何を感じ、何を考えているのか。問いかけても、言葉は深い森のなかにすぅっと消えていってしまう。説明はいらない。感じるままに、感じてほしい。読者を惹きつける豊田ルナの表現力を実感した瞬間だった。


 そして同じ景色のなか、緑色の水着に赤いジャンパーを羽織ったカジュアルスタイルに衣装チェンジ。フードを深く被って舌を出してみたり、あどけない表情で何かを見つめたり、再び無邪気な幼さを感じさせる表情が戻ってきた。やはり、見れば見るほど分からなくなる。それでいて、見れば見るほど面白いとも感じる。無邪気で、神秘的で、幼くて、大人っぽい。豊田ルナは、豊かな女の子だ。


■とり
日々グラビアに勇気と希望をもらって生きており、 グラビアを熱くドラマチックに語るのが趣味。 読んだ後に心が豊かになるような文章を心がけています。 好物はカレーとサーモンです。