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「映画 さよなら私のクラマー」島袋美由利と小林愛香、対照的な学生時代を振り返る

2021年06月13日 14:24  コミックナタリー

コミックナタリー

「映画 さよなら私のクラマー ファーストタッチ」公開記念舞台挨拶にて。左から恩田希役の島袋美由利、主題歌を担当する小林愛香。
新川直司原作による劇場アニメ「映画 さよなら私のクラマー ファーストタッチ」の公開記念舞台挨拶が本日6月13日に東京・丸の内TOEIで開催され、主人公・恩田希役の島袋美由利、主題歌・挿入歌を担当する小林愛香が登壇した。

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6月11日に封切られたばかりの「映画 さよなら私のクラマー ファーストタッチ」。上映後に登壇した島袋と小林は、観客からの大きな拍手に迎えられ笑顔を見せる。映画の公開が当初の予定だった4月から延期されていたことを受け、島袋は「こうしてお客様がいる状態で映画館で観ていただけることが、こんなにもうれしいんだと。皆さんと時間を時間を共有できることに興奮して参りました」と挨拶。自身が演じる恩田希について、「ヒロインにしてはがさつさが目立つキャラクター(笑)。でも、誰よりも諦めない気持ちや、みんなにキラキラしたサッカーを届ける、その一瞬の輝きがとにかく強い子」と魅力をアピールした。

小林は自身の歌う挿入歌「Can you sing along?」が使用されるシーンについて、「世界観にとてもマッチしていて、のんちゃん(希)のがんばる姿が本当にキラキラして見えて。自分の曲が挿入歌として流れることもうれしくて、本当に涙が止まらなかったです」と振り返る。「Can you sing along?」は小林が2019年よりライブでのみ披露してきた未音源化の曲で、挿入歌への起用が決まった際は「こんなことあるんだ……!」と驚いたという。そして主題歌「空は誰かのものじゃない」については「まっすぐな青春ソング。迷いや悔しい思いがありながらも、強く前を向いて進んでいくような、どこまでも広がる空の青さの可能性を感じるような曲」と思いを語った。

放送中のTVアニメでは希の高校時代、映画では中学時代が描かれる「さよなら私のクラマー」。サッカーに打ち込む希のように、学生時代に熱中していたものは?と尋ねられた島袋は、「ずーっと寝てるような子供だったので、記憶がほとんどない」と笑い、「このお仕事を始めてからは、お芝居に熱中することができたので。学生時代は今よりもっとポンコツでした(笑)」と振り返る。一方の小林が「ずっとダンスをやっていたので、毎日のようにいろんな先生にいろんなジャンルを習ってました」と答えると、島袋は「カッコいい……!」と目を輝かせた。さらに学生時代と比べて成長したことを聞かれると、「うーん……」と顔を見合わせる2人。島袋が「ちょっとずつ人の目を見て話せるようになりました」と話すと、「それはすごいね!」と小林がニコニコしながら褒めるなど、舞台挨拶では親し気な2人の関係も垣間見えた。

最後に島袋は「皆さんもきっとのんちゃんみたいに貫き通したいこと、曲げられないことがあると思うんですが、がんばり続けるのって大人になってからだとすごく難しい。なので心が折れそうになったときには、またぜひ観ていただけたら」と呼びかけ、「いろんな方に『さよなら私のクラマー』と、そしてあいきゃん(小林)の歌が届けばいいなと思っております」とメッセージを贈った。「映画 さよなら私のクラマー ファーストタッチ」は全国で公開中。

※記事初出時、本文に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。

■ 「映画 さよなら私のクラマー ファーストタッチ」
公開中

□ スタッフ
原作:新川直司「さよならフットボール」(講談社KC刊)、「さよなら私のクラマー」(講談社『月刊少年マガジン』連載)
監督:宅野誠起
脚本:高橋ナツコ
キャラクターデザイン:伊藤依織子
音楽:横山克
アニメーション制作:ライデンフィルム
製作:「映画 さよなら私のクラマー」製作委員会

□ キャスト
恩田希:島袋美由利
越前佐和:若山詩音
山田鉄二:内山昂輝
竹井薫:逢坂良太
谷安昭:土屋神葉
恩田順平:白石涼子
鮫島幸造:遊佐浩二
矢部先生(特別出演):矢部浩之