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アップル、Apple Design Awards発表 「リーグ・オブ・レジェンド」など12作品

2021年06月13日 02:21  マイナビニュース

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画像提供:マイナビニュース
アップルが、開発者向けカンファレンス「WWDC21」にて、App Storeで販売している優れたアプリを表彰する「Apple Design Awards」の受賞作12タイトルを発表しました。Apple Design Awardsは、デザインにおいて卓越したイノベーションとアイデアを盛り込み、技術面での成果を達成したアプリを表彰する賞。今回は「インクルージョン」「ビジュアルとグラフィック」など6つの新しいカテゴリーを設定し、それぞれで2タイトルを選出しています。

受賞したタイトルは以下の通りです。

「インクルージョン」のカテゴリーでは、多様な背景や言語の人々を支援し、すべての人に素晴らしい体験を提供するアプリ2タイトルを表彰。「Voice Dream Reader」は、PDFやWebページ、電子書籍などを読み上げるテキスト読み上げアプリ。24を超える言語に対応します。「HoloVista」は、モーションコントロールやテキストサイズ、サウンドやビジュアルエフェクトの強度といったオプションを用意し、さまざまな方法で多くの人にゲームを体験できるようにした点が評価されました。

ユーザーの印象に残り、満足感を与える体験を提供するアプリを表彰するのが「喜びと楽しさ」カテゴリー。「Pok Pok Playroom」は美しいアニメーションだけでなく、軽い触覚と的確なサウンドエフェクトで楽しさを子どもに与えられる点が評価されました。「Little Orpheus」は、優れたストーリーや操作のしやすさだけでなく、コミカルな会話で軽快に物事を進められることや、いたるところに巧みなサプライズが詰め込まれている点が認められました。

直感的なインターフェイスと簡単な操作を提供しているアプリを表彰する「インタラクション」のカテゴリー。天気予報アプリの「CARROT Weather」は、ユーモラスな予報とユニークなビジュアルなど、エンターテイメント性を盛り込んだことが評価されました。「Bird Alone」はオウムと会話するアプリですが、現実世界の季節や天気、時刻に応じて内容が変化する点が注目されました。

重要な問題に光を当て、意義深い方法で生活を向上させるアプリを表彰する「ソーシャルインパクト」。視覚に障がいのある人や弱視の人が、カメラを使って世界中のボランティアと協力し、物を識別するのを可能にするアプリ「Be My Eyes」が表彰されました。対応言語は実に180を超えています。「Alba」は、野生動物を救ったり街中のゴミを清掃しながら、環境を尊重することによって生まれるポジティブな考えを人々にもたらす点が評価されています。

独創的で統一感のあるテーマ、美しいイメージ、巧妙に描かれたインターフェース、高品質なアニメーションビジュアルとグラフィックを特徴とするアプリを表彰する「ビジュアルとグラフィック」。睡眠前のリラックスアプリ「Loona」は、心安らかで穏やかな体験をもたらすため、色やアニメーション、3Dコンテンツといった要素を精巧に盛り込んでいる点が評価されました。「原神」は、モバイルゲームのビジュアルの新境地を押し広げた点が注目されました。

最先端の体験を提供するためにAppleのテクノロジーを斬新な方法で活用しているアプリを表彰する「イノベーション」のカテゴリー。「NaadSadhana」は、さまざまな音楽ジャンルに対応した演奏アプリで、人工知能とCore MLによってボーカルに合った伴奏トラックをリアルタイムで生成する点が評価されました。「リーグ・オブ・レジェンド:ワイルドリフト」は、PC版ゲームタイトルをモバイル専用の設計にしてストレスなく楽しめるようにした点が評価されました。(磯修)