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ローランドがプロデュースするアパレルブランドも「強キャラ感」満載だった

2021年06月10日 13:21  マイナビニュース

マイナビニュース

画像提供:マイナビニュース
学生時代、新宿でアルバイトをしていた筆者には「歌舞伎町」は近くて遠い存在でした。特に夜の歌舞伎町は、下戸でもありほぼ異世界のような場所。そこで活躍? するホストたちへは、物語に登場するキャラクターのような印象を持っています。

最近ですと、「現代ホスト界の帝王」と呼ばれるROLAND(以下、ローランド)さんが、ホスト業らモデル、実業家など八面六臂の活躍で強キャラ感が半端ない感じです。

そんなローランドさんがプロデュースする、アパレルブランド「CHRISTIAN ROLAND(クリスチャン ローランド)」が6月9~15日、ポップアップストアを銀座の阪急メンズ館1階で展開しています。初日に顔を出してきたので紹介します。

○オジサンには厳しい

同ブランドのコンセプトは「MINIMUM LUXURY ~最小限にして最高級~」で、主にECサイトを中心に販売しています。展示された商品は「一般サラリーマンにはきついよね」の感想を与える品々。これはデザインが奇抜という意味でなく、「着る人を選ぶ」ということです。

例えば「SHIRTS REGULAR COLLAR」(3万800円)は、くるみボタンを使ったエレガントなシャツですが、上品過ぎて筆者のような普通のオジサンで無理ゲーですよ……。おしゃれ上級者なら格好よく着こなせるのでしょうね。

また「DENIM PANTS (SKINNY FIT)」(3万5,200円)も、研ぎ澄まされたシルエットがめちゃめちゃクールですが細い! まあ細い! 超ストレッチ素材を使用しているので履き心地はよいのでしょうが、やはり普通のオジサンには厳しいですよね。なお値段(察し)。

サイズもS/M/Lの3展開、デニムは29、31、33サイズと同じく3つなので、デザインだけでなくサイズも着る人を選びます。とにもかくにもストイックな姿勢、が本ブランドの根幹にある気がしました。

○ローランドさんのこだわり

少し調べてみると、ブランドのデザイナーの横山宗生(MUNETAKA YOKOYAMA)さんは日本を代表するタキシードデザイナーとして知られています。全体にフォーマル感が強いのも納得ですね。

またローランドさん自身、「納得するもの、自分が欲しいものを作りたいというブランドです。今のトレンドはオーバーサイズだと分かっていますが、大衆受けでなく、コアな層に評価してもらえれば嬉しいですね」と言います。

モノトーン、ミニマム、タイトシルエットというのがキーワードだと話すローランドさん。この世界観に共感できる人には、納得して着ることができる魅力を持っているのでしょう。

ヘタレな筆者には厳しいですが、自分を追い込んで、毎日トレーニングできるようなガチな人なら! そういえば、ローランドさんも筋肉や、普段の筋トレが凄いと有名みたいですね。
○黒髪でローランドさんは人間になった

と思っていたところ、筆者でも使える商品がありました。それが「MASK CACE (DENIM)」(3,608円)や「POUCH (DENIM)」(4,158円)などの小物類や「BOXER PANTS」(4,180円)といったアンダーウェアです。

また「T-SHIRTS (WHITE/FRONT LOGO)」(1万6,280円)「T-SHIRTS LONG 2※ローマ数字 (NEW LOGO) FRONT/BACK」(1万8,480円)などのTシャツやロンTだったり、「KNIT HAT」(3,278円)や「STOLE(コットンストール)」(7,480円)から、「SPORTS MASK」(2,970円)等のアクセサリーだったりは手が出そうです。

「ファンビジネスをしたいのではなく、一つの商品としてきちんと評価してもらえたらと思っています。『ローランドが携わるブランドなんだな』という見方をされるのは当然でしょうが、実際に手に取ってみたら『いいね』という感想を持ってもらえると嬉しいですね」とローランドさんはブランドに対する今後の意気込みを語ります。

トレードマークの「金髪」を、ホストを始めて10年という節目もあり黒髪にし、髪の色を変えたことで「非現実感から現実に戻った側面はあるかも(笑)」とも言っていましたね。

キャラクターではなく人間としてのローランドさんが、こだわりを持って関与する商品に触れることができたのは、筆者にとっても新鮮なものでした。(金井唯)