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花村えい子の原画並ぶ巡回展が出身地の川越で開催、カラフル空間で“かわいい”を体感

2021年06月06日 19:13  コミックナタリー

コミックナタリー

「画業60年のかわいい伝説 花村えい子と漫画」ビジュアル
花村えい子の展覧会「画業60年のかわいい伝説 花村えい子と漫画」が、8月7日から9月12日まで、花村の出身地である埼玉・川越市立美術館で開催される。

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これは2019年7月に福岡・嘉麻市立織田廣喜美術館でスタートした巡回展の2会場目となるもの。会場には約140点の原画が並び、制作時期にもとづき6つの章に分けて展示される。また会場内では2019年に収録された、花村のインタビューを中心とした映像を上映。映像には少女コミック(小学館)元編集長、Hiミステリー(宙出版)元編集長が、ミステリー小説を扱うマンガ家として先鞭を切った花村と、ミステリーマンガの誕生についてそれぞれトークする様子や、花村と歴代アシスタント陣が当時の裏話を語り合う座談会の模様が収められた。加えた1971年に別冊少女コミック(小学館)に掲載された「ふたりのふうせん」に効果音などを入れて編集したモーションコミックも上映される。

さらに花村の作品を用いた貸し本、文房具、紙製の着せかえといったアイテムのほか、ちばてつや、さいとう・たかを、わたなべまさこ、辛酸なめ子ら交流のあったマンガ家からの画業60周年のお祝いメッセージ、瀬戸内寂聴からの直筆手紙などを展示。そのほかにも巨大な本型什器やフォトスポット、ぬり絵コーナーが設けられ、カラフルかつ立体的な空間で花村ワールドを体感できる。また花村の出身地での開催となる今回は、地元の施設、ショップとのコラボレーションやイベントを実施予定。詳細は順次発表されていく。

■ 「画業60年のかわいい伝説 花村えい子と漫画」
日時:2021年8月7日(土)~9月12日(日)9:00~17:00(入場は16:30まで)
休館日:月曜日(8月9日は開館)、8月10日(火)
会場:埼玉県 川越市立美術館
料金:一般600円、大学生・高校生300円、中学生以下無料
団体料金(20人以上):一般480円、大学生・高校生240円
※身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳又は療育手帳の持参者とその介護者は1人無料。
※「川越きものの日」にちなみ、毎月8日、18日、28日に着物で来館した人には団体料金を適用。