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リタイアのソルド「レッキで見つけられなかった」石にヒット/WRC第5戦イタリア デイ2後コメント

2021年06月06日 14:41  AUTOSPORT web

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SS15でマシンが横転するクラッシュを喫しデイリタイアとなったダニ・ソルド(ヒュンダイi20クーペWRC) 2021年WRC第5戦イタリア
6月5日、WRC世界ラリー選手権第5戦イタリアは競技2日目に突入。デイ2はSS9~16の計8本のステージで争われ、TOYOTA GAZOO Racing WRTのセバスチャン・オジエ(トヨタ・ヤリスWRC)が総合トップに浮上した。そんな『ラリー・イタリア・サルディニア』のデイ2を終えた各陣営からドライバーコメントが発表されている。

■Mスポーツ・フォードWRT
●ガス・グリーンスミス(フォード・フィエスタWRC)/デイリタイア
「朝のスタートは良かった。マシンのセットアップには引き続き進歩があったし、午前中はかなりの安定感を感じていた。僕から見て、今日の状況はとても良かったと感じている」

「パフォーマンスを発揮しライバルたちに対しても、より競争力を出すことができたと思うし、そこから明日さらに進んでいけることに満足しているんだ」

「もちろん、別のトラブルでその進歩が妨げられるのはとても腹立たしいことだけれど、このイベントをスタートしたときから今の状況をペースの点で考えると、明日またパフォーマンスを発揮して多くの走行距離を稼ぐことが楽しみだ」

●テーム・スニネン(フォード・フィエスタWRC)/デイ2総合34番手
「非常にトリッキーだった。実際のところ一部のステージはそれほど滑りやすくはなかったし、グラベルもルーズなわけではなかった」

「でも他のステージは少々厳しかった。ステージで2度目の走行をするときは砂利が除けられていることを期待するものだが、クイックラインはとても幅が狭かったんだ。そのラインを外れることで得る不利益を被ることは厳しいことだし、マシンを傷めるリスクがある」

「時々自分のドライビングスタイルを試してみた。自分が出せると分かっているレベルにパフォーマンスを戻すために、いくつかのことを試してみたんだ。フォード・フィエスタを今シーズンのWRCの表彰台に戻すのが僕の目標だ。だから僕たちが得ることができる走行距離は、シーズン後半の僕たちのパフォーマンスに向けて大いに役立つんだ」

■ヒュンダイ・シェル・モビスWRT
●ティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)/デイ2総合3番手

「2番手のエルフィン・エバンスとのギャップはとても大きい。いくつかのステージで彼に追いつこうと力を尽くしたけれど、必要なスピードが出せなかったよ」

「いくつかセッティングを試し、そのなかでダンパーを交換した。だが、すべてを必要に応じたかたちで連携させることができなかったんだ」

「瀬戸際にいる気分だったものの、パフォーマンスを発揮するのに苦戦していた。今日はこれ以上のことができなかったが、明日はベストを尽くし、この週末から何を得られるか見てみることにしよう」

●ダニ・ソルド(ヒュンダイi20クーペWRC)/デイリタイア
「ラリー・イタリア・サルディニアの2日目は僕たちにとって計画どおりにはいかなかった。2番手争いをしていたけれど、最後から2番目のステージでリタイアせざるを得なかったんだ」

「道路を外れたところの石に当たってしまった。レッキでは見つけられなかったものだ。自分たちのことだけでなく、チーム全体に対しても本当に申し訳なく思う」

「でも、ラリーではこういうことは起き得るものだ。僕はもう頭を切り替えて、明日何を達成できるかということに集中している。パワーステージでポイントを取るためにね」

■TOYOTA GAZOO Racing WRT
●セバスチャン・オジエ(トヨタ・ヤリスWRC)/デイ2総合1番手
「ここまでのところ、僕たちにとっては完璧な週末だ。昨日はとても好調だったし、今日もやるべきことはすべてやった」

「今朝は安定したペースで走ることができ、他と少し違うタイヤ選択も功を奏したと思う。自分の力だけでトップに立つことはまず無理だったが、それを達成し、午後はライバルとの差を広げることもできた」

「これで明日は、今日よりも確実性を高めた走りができる。明日はいくつか新しいステージがあるので、最後まで集中して仕事をやり遂げなければならないね」

●エルフィン・エバンス(トヨタ・ヤリスWRC)/デイ2総合2番手
「昨日までのあまり良くない状況を脱し、大きく前に進むことができた1日だった。困難な状況を克服するのは大変だったけど、今はクルマにとても満足している」

「今日のステージは難しく、ライバルの何人かはアクシデントに見舞われましたが、我々はペースが良かったこともあり、総合2番手に上がることができた」

「それでも、明日もベストを尽くして臨まなければならない。新しいステージもあるので難しい戦いになるとは思うが、とても楽しみだよ」

●カッレ・ロバンペラ(トヨタ・ヤリスWRC)/デイ2総合29番手
「今朝のように、すぐにまた戦いに復帰できたのはうれしいことだし、2番手という早い出走順でステージに臨む際の路面コンディションを経験できたのもいい勉強になった」

「朝は路面が少し湿っていたのでルーズグラベルの影響が比較的少なく、楽しんで走ることができたんだ。一方、午後はトリッキーなステージが多く、ルーズグラベルを掃き飛ばしながら走るのは大変だったね」

「明日は、パワーステージでボーナスポイントを獲得したいと思っている。新しくてトリッキーなステージだが、自分たちに何ができるのか考えてみたいと思う」