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東京五輪、それでも開催すべき?「日本自慢の"おもてなし"もできない。こんな状況で来る選手がかわいそう」などの声

2021年06月06日 06:10  キャリコネニュース

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来る7月23日、いよいよ東京五輪の開会式が催される。思い返せば、五輪の日本招致が決定したのは2013年のことだ。当時は、最終プレゼンテーションを行った滝川クリステルさんの「お・も・て・な・し」が流行語大賞に選ばれるなど、国内は大いに盛り上がりを見せた。

しかし、コロナ禍の現在では「東京五輪を中止すべき」との声が多く挙がっている。都内の50代女性は、

「パンデミックの最中、何十か国もの人間が一か所に集中するなど言語道断。狂気の沙汰である」

とこぼした。まさかこのような事態に陥るとは、一体誰が想像しただろうか。(文:福岡ちはや)

「新型コロナウイルスをウェルカムしているようなもんだと思う」

開催すれば、外国からの人流が爆発的に増えることになる。そのため、今以上の感染拡大を懸念する声は多い。神奈川県の20代女性は、

「新型コロナウイルスをウェルカムしているようなもんだと思う……。そこまでして日本に『オリンピック・コロナ』を持ち込みたいか」

と憤りを隠せない。兵庫県の40代女性も「まだコロナは収束していないのに、他国からの入国を認めると、感染拡大する恐れがある。国内のワクチン接種が進んでおらず不安」と心境を明かした。

都内の40代女性は「人命を軽く考えているとしか思えない」と苦言を呈する。

「大勢の人の移動があって、感染が拡がらないわけがない。緊急事態宣言下でも感染者が増えている状況なのに、安心できる対策などあるのか」

特に関東在住者にとって、ワクチン接種が進まない中でのオリンピック開催は不安要素しかなく、「中止してほしい」という声が相次いだ。

「観戦する側も、コロナ感染の恐怖のせいで楽しめない」

また、参加する選手を心配する声も多く寄せられている。都内の60代女性は「こんな状況で来日する選手が可哀想」と同情を示した。

「これでは日本自慢の『おもてなし』もできない。コロナ感染の恐怖に耐えてまで開催すべきものなのか?観戦する側も、コロナ感染の恐怖のせいで楽しめない。オリンピック後の日本や世界が心配」

一方、都内在住の40代女性は開催を支持しており、「この大会に出るために、必死になって頑張ってきたアスリートのみなさんの心情を思うと開催すべきだと思う」と述べた。

「『これ以上コロナ感染者を増やすのか』って言うけど、そもそも緊急事態宣言下でも外出自粛しない一般人がいるから蔓延したんだと思う。その責任をオリンピック選手に被せるようで、中止にするのは納得いかない」

東京オリンピック開催は、もう目前だ。ワクチン接種、感染拡大の防止策、医療機関の確保など課題は山積みだが、時間はない。「オリンピックは開催される」と腹を括り、できる限りの自己防衛をするしかないのか。

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