時代の流れに伴い、東京の人口は右肩上がりに増え続けており、現在は1400万人に届きそうなところまで来ている。そのため上京した地方出身者の中には、あまりの人の多さに「しんどい」と感じる人もいるようだ。メーカー勤務の40代男性は、
「田舎に比べれば公共設備は充実しているが、人が多いためキャパシティを超えている。また、いろんな情報があふれていて思い悩むことが多く、メンタル不調が起こりやすいと思う」
と持論を述べた。「のんびりとした生活」に憧れを抱く男性は、理想の移住先として「愛媛県」を挙げた。「東京暮らしがしんどい」と感じている人は、この男性だけではない。ほかのキャリコネニュース読者の声も紹介しよう。(文:福岡ちはや)
「平日も土日も人が多くて、自分には向いていないと感じます」
都内の人材会社で働く20代女性は「愛知県の田舎出身で、就職のため東京に来ました。東京暮らしは3年目です。平日はもちろん、土日に買い物に行くだけでも人が多くて、自分には向いていないと感じます」と本音をもらす。そんな女性が、あえて東京で就職したのには理由がある。
「実家にも学生時代に暮らした仙台にもアクセスがよかったので、東京に住む前提で就職活動をしました。でもコロナ禍の現在では、そのメリットも薄くなってしまいました」
女性にとって、コロナ禍は大きな誤算だったのだろう。「できれば地元の愛知県か、仙台市に移住したいです。仙台は町の規模としては、ちょうどいい都会でした」と胸の内を打ち明けた。
「東京にあふれる情報や文化、利便性を享受するだけの感受性や稼ぎが足りないのでは?」
こうした「東京暮らしがしんどい」と言う人たちに対し、手厳しい反論を述べる人もいる。都内在住の30代女性は「東京は最高すぎる!最先端の情報や文化にあふれ、ほどよい自然まで揃っている」と賛美し、
「『東京暮らしがしんどい』と思っている人たちは、申し訳ないが東京にあふれる情報や文化、利便性を享受するだけの感受性や稼ぎが足りないのでは?都内と、都内から車で行ける範囲の場所で2拠点生活できたら、さらに最高です」
と持論を語った。ほかにも、東京生まれ・東京育ちのキャリコネニュース読者からは、
「東京暮らし、しんどくないです。満員電車は高校生の頃から経験していますし。東京以外に住むのは考えられません」(40代女性)
「地方出身者は『東京に来て冷たくされた』と言うが、冷たくしているのは地方出身者。そこを間違えないでほしい」(50代男性)
という声が寄せられている。
※キャリコネニュースでは引き続き「東京に住むのはしんどい?」のほかあなたの職場のサイコパスやオンライン会議中のとんでもないエピソードなどのアンケートを募集しています。