仕事を短期間で辞める人に対して「我慢が足りない」と苦言を呈する人もいるだろう。しかし、「辞めてよかった」というケースも少なからずある。
都内在住の30代女性は、美容外科医院を5カ月で退職した理由を、こう語る。
「手術中に気に食わないことがあると、患者そっちのけで怒鳴り散らす院長がいました。一部の先輩からも、常に悪口を聞こえるように言われていました。食欲不振で体重が5kg落ち、歩く度に動悸が起きていたので辞めてよかったです」
という声を寄せている。
仕事には我慢もつきものだが、時として退職が正解の場合もあるようだ。(文:鹿賀大資)
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「(辞めた)ついでに爺さんの私物も、近くのゴミ箱に投棄してやりました」
この人とは一緒に働けない、というのが理由になったケースは、他にもある。
福岡県の40代男性は、かつて建設作業員を3日で辞めたことがある。まさに即行だが、そのきっかけは一緒に作業をしていた老年男性から借りた作業工具を、誤って落下させたことだった。
「日雇い斡旋業者の爺さんに『お前は使えない!人の言ってる意味がわかっているのか?』と暴言を吐かれたので、トイレに行く振りをして帰宅」したという。
「初対面の時に、私から挨拶したのに無視」されたということで、最初から折り合いが悪かったのかもしれない。
ただ、この男性「ついでに爺さんの私物も、近くのゴミ箱に投棄してやりました」とも告白している。
相手の感情的な言い方に納得できなくても、勝手に私物を捨てるのはNGだろう。
「派遣先のお局『このフロアにいる200人全員の名前を覚えて』」
三重県の40代女性は、派遣会社から振られたとある案件に胸騒ぎを感じ、1カ月だけ、という条件で引き受けた。
嫌な予感は当たった。
「『働いていたスタッフが突然辞めてしまったので、代わりに働いてほしい』と頼まれた案件でした。絶対に問題があると踏んでいたら案の定、派遣社員から契約社員になったことを自慢しまくるお局が登場。初日から『このフロアにいる200人全員の名前を覚えて。郵便や社内便の書類も配って』と座席表を渡され、半泣きになりながら、2時間かけて配布を終えました」
仕事の引き継ぎで、女性が泣きそうになったときも「そのお局は、ニタっと意地悪そうに笑うんです」。それでも周囲に助けられながら、女性は「1カ月を耐え抜きました」と振り返った。
この女性のように、「嫌な予感」がする仕事を、うまく回避できればいいのだが・・・。
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