ユナイテッド航空は、Boom Supersonicが開発する音速旅客機「Overture(オーバーチュア)」を最大50機購入する契約を締結した。
安全性や運航・持続可能性の要件を満たすことが条件で、15機をの購入、35機をオプションとして発注する。100%持続可能な燃料での運航に最適化された機体で、2025年にロールアウト、2029年までに実用化できる見通し。
Boom Supersonicとアメリカの航空会社との契約は初めて。マッハ1.7で飛行することができ、これまでの旅客機の2倍の速度で飛行できる。ユナイテッド航空では、ニューヨーク/ニューアーク~ロンドン線(3時間半)、ニューヨーク/ニューアーク~フランクフルト線(4時間)、サンフランシスコ~東京線(6時間)への投入を想定している。
Boom supersonicには、日本航空(JAL)も2017年に出資し、20機の優先発注権を得ている。Boom Supersonicはこれまでに、オプションを含めて70機の発注を受けている。